暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
大会前特訓編
青龍の咆哮
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ルカゼはアークエンジェルを部室にズシンと置いた後、すぐにその場を後にした。

「んで、セシリアのガンプラはどうなったんだ? 」

「一応完成はしたわよ」

「ウン……コレがワタシだけのガンプラ…………ブラウドライツガンダム」

セシリアの手の平、には青と白で塗装されたガンプラが立っていた。リボーンズガンダムをベースに改造されており、頭部のアンテナを延長して曲げて龍の髭を象っており、バックパックの大型GNフィンファング四基は形を大きく変更され、龍の頭身と化し開閉式に変更されている。バックパックの中心のGNバーニア部分も龍の頭身を形作っている。

リボーンズガンダムの肩にも龍の頭身が追加され、口内にはGNバーニアが仕込まれていた。両腕の側面にはビームサーベルを発生装置が装備され、GNバスターライフルの砲頭にも龍の頭身が形作られており、GNシールドはダブルオークアンタの物に変更されている。
リアアーマーには十枚、サイドアーマーには十二枚の計二十二枚龍の鱗を用いた物が装備されていた。

「いくらアマネが手伝ったとしても、これはすげぇな。てか完全に龍だよな? 」

「セシリアさんのスケッチを見たら、一目で作るのが大変だって分かったわ…………。殆ど私が作ったのよ? 」

「俺も出来る限りやったけど、アマネと比べたら全然だよ」

「テツダってくれてアリガトウね。マヒル、セーヤ」

「グハァッ!! 」

「部長はほっとくとして、どういたしましてセシリアさん。それじゃあ、今日は早速デビュー戦よ」

「ウン…………ガンバる」

「そーいえば、これで晴れて完全にチームとして成立したというわけだが、チーム名はどーすんだ? 」

………………考えてなかったな。

「チーム名なら私が考えているわ」

「おっ?なんだなんだ?言ってみろよアマネ」

「チーム名は、【アスタリスクホープ】よ。アスタリスクは六角形というモチーフもあり、ちょうど私達も六人。これ以上適したものがないと思って考えたわ」

「ホープはなんだよ? 」

「それは前のチーム名の一部を流用したのよ」

「アスタリスクホープ…………イイ………」

「まっ、他に案とかねぇし、考えるのもめんどくせぇしな。それでいいか」

「気に入ってくれて良かったわ。それじゃあ作戦やフォーメーションについて話し合いましょう」





ーーー−−





「一時になったし、そろそろ対戦相手が来る頃だな」

「ハルカゼコーチが迎えに行ったらしーし、俺達も対戦の準備とかしてよーぜ」

「っと、そうこうしている内に来たわね」

部室の扉が開かれると、ハルカゼと男三人組の大人が入ってきた。

「さて、じゃあまず自己紹介から。
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