大会前特訓編
青龍の咆哮
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「任せなさい」
「ウン………」
ーーー−−
「喰らえっ!! 」
バスターライフル改からビームサーベルを発生させ、ティグリスガンダムに向けて降り下ろす。ティグリスガンダムはドッズライフルを右肩に固定し、ビームサーベルを抜いて攻撃を受け止めてきた。
『甘いっ! 』
つばぜり合いをしながらシールドの先端のシグルブレイドを突き出してきたが、右腕を上げてシールドを弾いて大きく後退する。
「狙い撃つ! 」
バスターライフル改でティグリスガンダムに砲撃するも、MA形態に変形してかわし、ビームブレイドを展開してこちらに接近してきた。
『モードビャッコっ!! 』
ティグリスガンダムが青白い光に包まれ、光は虎と化した。ハルカゼとの対戦で見せたあの白き獣、白虎となってこちらに向かってきていた。
「その攻撃は既に対策されたろ! 」
ハルカゼと同じくシールドで下から掬い上げようとすると、読んでいたのかアルケオニスガンダムのシールドを踏み台にして上空へと飛んだ。
すれ違い際に白虎の尻尾が頭部へと巻き付かれ、そのまま着地と同時に地面に叩きつけられた。
『その行動に対しては既に対策済みだ』
尻尾から解放されすぐに起き上がろうとすると、既に白虎の右腕の爪がアルケオニスガンダムの胴体目掛けて放たれていた。
「くそっ! 」
バスターライフル改を手放し、右手を使って左側に回避しようとするも、右肩を貫かれてしまい身動きが取れなくなってしまった。
シールドも手放し、左逆手で刀を抜刀してティグリスガンダムに向けて水平に斬り払うも、白虎の牙により食い止められてしまった。
『終わりだ! 』
「ちっ! 」
刀も手放し、左手にエネルギーを集中し、迫り来る白虎の爪目掛けてゴッドフィンガーを放つ。
白虎の爪とゴッドフィンガーが激突し、もう片方のゴッドフィンガーを放とうとした瞬間、バトルシステムが停止した。
『BATTLE TIME LIMITS』
ーーー−−
「ちっ!また引き分けか…………腕を上げたようだなカグラ レイ」
「またかよ…………これで何回目だよ」
「俺も途中から数えてねーぜ」
椅子に座り込み、ヒメラギから渡された飲み物を口に運びながらぼやく。俺達はセシリアのガンプラが完成するまで、個人の特訓をすることになった。
最初はサクラと俺、俺とヒメラギ、ヒメラギとサクラという順序で対戦していき、もう何周したのか分からなくなった。
「おーし!そんじゃあ次は俺だぜカグラ!相手しろよな」
「少しは休憩させてくれよ。こっちは疲れてんだ」
「だらしないなカグラ レイ。も
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