暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
大会前特訓編
青龍の咆哮
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た。具材?もちろん肉と野菜とキノコだけだけど?

「おいカグラオメー!肉無くなってんじゃねーか!? 」

「食いきっても肉が食べれないじゃないか! 」

「うるせぇよ。ほらヒメラギ。毒味しろ」

「せめて味見って言ってくんねーか!? 」

ヒメラギは箸でデロンデロンになっているメロンパンを取り出し、一口かぶりついた。するとヒメラギの動きが一瞬固まり、すぐにメロンパンを皿に戻した。

「……………………」

「んで、どうなのかしらヒメラギ君? 」

「………………アキザワ部長。確かアキザワ部長もメロンパンがありますよね?食ってみてください」

「お、おう。それじゃあいただきます…………」

アキザワもメロンパンを一口かぶりつくと、ヒメラギと同じ動作をしてからすぐにメロンパンを皿に戻した。

「どうなんだ?アキザワ セイヤ」

「………………これはこの世のものだろうか……」

「どんな味だよ!? 」





ーーー−−





「本当に不味かったわね」

「メロンパンを食ったら一瞬意識が飛んだんだぜ?あれはこの世の物とは思えねー味だ」

「フルーツもイガイとオイシクナかった」

「カロリーメイトは案外中まで闇汁が染み込まなくてよかったわ」

「お前ら呑気に昨日の事を言っているけど、あの後大変だったんだぞ?
部屋には闇鍋の匂いは残るは、土鍋にはこびりついてるはで後処理がめんどくさかったんだぞ? 」

「お疲れカグラ君」

「お疲れさんカグラ」

「オツカレ」

労いの言葉が欲しいんじゃねぇんだよ。少しは反省しろお前ら。

「まあ落ち着けよカグラ。昨日の夕食会で今後の方針についても纏まったんだしさ」

「それとこれとは話が別だろうが」

「トコロで、コンシュウのドニチにトックンってイっていたけど、ナニするのかな? 」





『さて、と。じゃあ今日のところはこれで解散。皆、今週の土日から本格的に特訓するから、それまでにセシリアさんのガンプラを仕上げといてね』





ハルカゼはそう言っていた。今日は水曜日だし、後、三日でセシリアのガンプラを完成させなければならない。

「本格的って言ってたからな。練習試合でも組んでくれたんじゃねぇのか? 」

「おっ?きっとそうかもな。じゃあ一刻も早くセシリアちゃんのガンプラを完成させねーとな」

「ベースガンプラは決まってんのか? 」

「ええ。セシリアちゃんに一通り見てもらって、その中から選んでもらったわ」

「マヒルがテツダってくれるカラ、タブン、ヤスみにはマニあう」

「おっ?じゃあ大丈夫そーだな」

「だな。期待してるぞアマネ、セシリア」


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