大会前特訓編
青龍の咆哮
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う」
サクラが土鍋の蓋を開けると、暗くてよく見えないが鍋の中が凄いことになっていたのだけは分かった。
「………………誰だ、イチゴなんか入れた奴は?赤い筈のイチゴが脱色して白色になってるじゃねぇか」
「あっ、それ俺だわ」
ヒメラギがすぐに自白したので、取り敢えず殴るのだけは抑えよう。だが、まだまだ鍋の中には問題点が山程ある。
「ちなみにメロンパンやこの謎の棒状の物。それにせんべいとカロリーメイトを入れたのは誰だ? 」
「メロンパンとせんべいは俺だね」
「ポテロングの事ね。ちなみにそれとカロリーメイトは私よ」
「そうか。じゃあ最後に、ブルーベリーを大量にぶちこんだのは誰だ? 」
「あっ、それも俺だわ」
殴った。お前はなんでフルーツ系で攻めてくんだよ。おかげで豆腐がブルーベリー色してんだろうが。
あと、何か汁の色も心なしか真っ黒だぞ?誰かイカスミでも入れたんじゃねぇのか?
「お前ら。これは責任持って食えよな?残したら殺すぞ? 」
「大丈夫だっつーの。食えねーものは入れてねーんだからよ」
「じゃあお前が真っ先に毒味しろ。俺が全員に取り分けてやるから」
ヒメラギの楽観視が腹立つので、この中で一番危険性が高い半分に分かれているメロンパンを取り出し、他にも肉少々キノコ少々野菜多めに、ブルーベリーも多めに皿に盛り付け、ヒメラギに渡す。
「オメー明らかに盛り付ける量が多いだろーが!?これ食いきれんのか!?せめてもう少し肉をくれ! 」
「うるせぇよ。いいから食え」
アマネに肉、野菜、キノコを多すぎず少なすぎずというぐらいに盛り付け、イチゴとカロリーメイト、それにブルーベリーを皿に盛り付けて渡した。
「カグラ君。私にも結構量があるように見えるんだけど? 」
「気のせいだろ。次はアキザワだ」
肉少々野菜多めにキノコも多め。それにせんべいと残り半分のメロンパンを盛り付け、ブルーベリーを多めに盛り付けた。てかどんだけブルーベリー多いんだよ。
「カグラ。俺にももう少し肉を入れて欲しいな〜」
「食いきったら」
サクラに盛り付ける時にはゲテモノはほとんど無くなり、残りのブルーベリーを全て入れた後肉を多めに入れ、野菜とキノコも多すぎず少なすぎずというぐらいに盛り付けた。
「カグラ レイ。貴様さりげなくブルーベリーを全て盛り付けなかったか? 」
「気のせいだろ。いいから食えよ共犯者」
セシリアにも肉多めに野菜とキノコを多すぎず少なすぎずというぐらいに盛り付け、せんべいとイチゴ、それとブルーベリーを一つずつ盛り付けた。
「アリガトウね」
「罪悪感が湧くから礼を言わずに食え」
俺は残りの具材を全て盛り付け、これで全員分行き渡っ
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