第1話 転属の意味
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のは天龍だった。
「俺にふざけるという言葉はない!」
そう黒井響一郎は天龍を睨んだ。
「俺はなお前みたいなのが一番嫌いなんだよ!てめぇをぶっ潰す!」
そう言って天龍は響一郎に殴り掛かった。
しかし響一郎はそれを避けて片手をグーにして顔面すれすれで止めた。
「俺を倒すなら抜錨してくるんだな」
そう言って響一郎は少女達に背中を向けて言った。
「すごくふざけた感じの人よね」
そう言ったのは暁型一番艦の暁だった。
「ハラショー」
ドイツ語を言ったのは同じく二番艦の響だった。
「でもあの人面白そうじゃない!」
そう言ったのは同じく三番艦の雷だった。
「やさしそうな感じの人なのです」
そう言ったのは同じく四番艦の電だった。
「ねぇ、天龍ちゃんどうしたの?」
龍田は天龍が手をグーパーしているのに気になっていた。
「ああ、あいつの力がすごく強くてよ」
そう天龍は言った。
「男の人だからじゃないかしら?」
そう龍田は言った。
「いや、それだけじゃない気がすんだよ!」
そう天龍は言った。
提督室ー
響一郎は片手に持っているトライブレスレットを腕に装着した。
「彼女達の笑顔が守れるならまた戦おう」
そう言って星空を見ながら響一郎は昔の仲間を思い出していた。
自分の罪を数えながら。
続く
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