マブラヴ
1223話
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首を横に振る。
「欲している理由に関しては聞いていない。ただ、恐らくだが火星のBETAという事で以前と違う検査結果が出るかもしれないと思っているのだと思う。勿論何も出てこない理由はあるが……」
「……なるほど。まぁ、別に生きているBETAが欲しいって訳じゃないんなら、こっちとしても特に構わないが。……構わないんだよな?」
一応、とばかりにレモンの方へと視線を向けるが、レモンは俺の問い掛けに頷きを返す。
「ええ、BETAの死骸を別にする手間は掛かるけど、それは量産型W辺りにやらせれば問題ないでしょうし。それか、自分達で損傷の少ない死骸を選びたいというのであれば、派遣兵団の中から選んで貰ってもいいかもしれないわね」
レモンの方でも特に問題はないらしい。
「一応、こっちでも調べたりはするんだよな?」
「ええ。特にアクセルの空間倉庫に入っている、反応炉と一体化していたBETAや門級だったかしら。それに関しては興味深いし、調べたいと思っているわ。まぁ、突撃級とかの地球にもいるBETAも一応調べるけど……」
突撃級を始めとしたBETAに関しては殆ど期待していない。
そんなニュアンスで告げてくるレモン。
実際、ハイヴを攻略している時に戦っても、殆ど地球の奴と変わりはなかったからな。
恐らく特に何の変哲もないだろうってのは、俺でも予想出来た。
……まぁ、こういうところから変化が現れる可能性ってのはあるかもしれないんだが。
その辺に関しては技術班が調べているんだから、見逃す事もないだろう。
「アクセル君、他の世界に渡すのであれば、麻帆良にも渡してはどう? 麻帆良でも調べるでしょうし、雪広財閥や那波重工でも調べたいと思うんじゃない?」
円の言葉に、少し考える。
いや、別にBETAの死骸を渡すのは別にいいんだよ。
シャドウミラーとしてだって、死骸に関しての使い道はキブツに使う原材料くらいにしか使い道はないんだし。
寧ろ貰ってくれるって言うんなら、こっちで調べる分を除いてどんどん貰ってくれても構わないというのが正直なところだ。
……さすがにそんなにはいらないだろうけど。
今回の火星の息吹作戦で倒したBETAの数がどれくらいになるのか。それは、俺も分からない。
それでもフェイズ9のマーズゼロと、それに若干落ちる程度のフェイズ8のハイヴが2つだ。
地球でハイヴ攻略をした時と比べると、物凄い差があるだろう。
それこそ、マブラヴ世界の住人としては見たくないと思う程に。
「それについては問題ない。貰っていくのなら好きにしてくれ。まぁ、魔法使いだったり、気の使い手だったりするんだから、ある程度の量は普通に持って行けるだろうし」
それでもコンテナの類がなければ、悪臭が物凄
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