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転生とらぶる
マブラヴ
1223話
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なりかねない。そうならない為には、当然のように腕利きやベテランのエースパイロットといった者達を送ってくる必要があった。
 そう考えれば、確かにBETAを相手にしての戦闘で死者が1人も出なかったってのも納得出来る。
 そもそも、火星のBETAには光線級、重光線級がいない以上は近接攻撃しか攻撃方法がない。
 一番射程が広いのは、恐らく要塞級の尾による攻撃だろう。……あるいは、母艦級の一撃か?

「なるほど、なら何の憂いもなく完全勝利を喜ぶことが出来るな。……イルメヤとメギロートの被害は?」
「小破、中破、大破、撃破。それぞれがある程度以上はあるわね。それでも数日程度で回復出来るくらいだから、心配はいらないわ」

 メギロートとイルメヤはやっぱり被害を受けるか。
 バリアの類がないのも問題だが、他の世界からの派遣兵団に死者がないのに、こっちに被害を受けているのは……純粋にこっちの主戦力がメギロートとイルメヤだったってのもあるか。
 そもそも、比較する数が違い過ぎるのだから。

「それはしょうがないだろ。となると、大まかに見た場合は特に大きな被害がなかった。火星の息吹作戦は全面的に成功したと思ってもいいのか?」
「そうね、負傷者はともかく死者はいないし、シャドウミラーの被害は数日で回復出来る程度のもの。G元素の類も予定通り大量に入手したし……唯一残念だったのは、反応炉を稼働したまま確保出来なかった事かしら」

 残念そうに告げるレモン。
 そう、結局俺が援軍として向かったハイヴも、そしてシロガネが攻略していたハイヴも、その両方で反応炉を稼働したまま確保することは出来なかった。
 BETAの数を考えれば、しょうがないのかもしれないが。
 ちなみに、俺が戦ったように自己防衛機能付きの反応炉という訳ではなかったらしい。

「取りあえず話は分かった。他に何かある奴はいるか?」

 そう告げると、ナタルが手を上げる。

「実はオーブからBETAの死骸を幾つか貰いたいという話が内々に来てるのだが……構わないだろうか」
「そう言えばギアス世界やマクロス世界からも要望が来てたわね」

 ナタルの言葉にマリューが同意するように呟くのだが……俺はそれに首を傾げる。

「確か以前BETAの死体を渡した事があっただろ? あの時の分だと足りなかったって事か?」

 俺達がマブラヴ世界である程度の地盤を築き、ハイヴ攻略もそれなりに行われていた時、BETAを各世界に提供したという報告書を見た覚えがあった。
 勿論BETAの解析は技術班でもやっていたが、他の者達が解析する事により思いも寄らない観点からの発見が見つかるというのは珍しい事ではない。
 それだけでは足りなかった。そういう事か?
 だが、そんな俺の疑問にナタルとマリューは
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