暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第35話 旧居住区
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
させた。

しかし、それ以上の攻撃はマンティスクが片方の鎌を振るったことで出来なかった。

「こいつを喰らいやがれ!!」

尾の方からビームを天井に向けて放ち、マンティスクの目の前に岩石が落ち、それを鎌で斬り裂きながらゼロに飛ばしてくる。

それらをかわし、マンティスクにバスターを向けたが、マンティスクはジャンプして壁に張り付き、こちらに高速回転させた鎌を投げつけてきた。

「チッ…」

バーストショットを当てようにも、射程外だ。

マンティスクは尾からビームを放ち、ゼロが壁を蹴り上げようとするのを阻止する。

攻撃をかわし続けるが、このままでは埒があかないと判断したゼロはロッドのエネルギーチャージを始めた。

「こいつでとどめだ!!」

ゼロに向けて鎌を高速回転させて繰り出した。

こちらに当たる直前で片方のロッドのチャージ攻撃を地面に繰り出し、大ジャンプをして壁に張り付いているマンティスクの真上付近にまで上昇した。

「なっ!?」

驚愕に目を見開くマンティスクの脳天にもう片方のロッドのチャージ攻撃を叩き込んで地面に激突させた。

「グギ…ッ!!て、てめえ!!」

起き上がり、上を見上げた瞬間ゼロがセイバーを構えて回転しながら降下してきた。

「ハアアッ!!」

「ガハアッ!?」

ゼロの回転斬りはマンティスクの体を見事に両断した。

「ギチギチッ…例え俺がここで倒れても…仲間が…必ず……世界を縛る…古き…鎖を…断ち切ってくれるはず……。新しい世界を…新しい秩序を…!バ…バイル様ーーーーーーっ!!」

マンティスクはバイルの名を叫びながら爆散した。

一方、奥の部屋ではベビーエルフ達の前にバイルの姿があった。

「おじちゃんはだあれ?見たことあるような気がするよ」

「おじちゃんはだあれ?私も見たことある気がするよ」

ベビーエルフ達の問いにバイルは醜悪な笑みを浮かべながら答える。

「クーックックックッ…わしの名はバイル…。お前達の母親、ダークエルフを造ったのはこのわしじゃ。謂わば、お前達のお祖父さんというところじゃな」

それを聞いたベビーエルフ達が騒ぎ出した。

「聞いた?プリエ!私達のおじーちゃんだって!!」

「聞いた!クリエ!私達のおじーちゃんだって!!」

「わしもダークエルフを探しておる。お前達の力を貸しておくれ。わしと一緒にネオ・アルカディアへ来るといい。新しい力と体を…与えてやろう。」

その言葉にベビーエルフ達は深く考えずにバイルについて行くことに決めた。

「よし!行こう!!プリエ!!」

「うん!行こう!!クリエ!!」

「待てっ!!」

マンティスクを倒し、シャッターを抉じ開けて入ってきたゼロ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ