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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第48話 二代目
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ル? した石とか、無いの? こっちとしては、その方が良いんだけどさ。(物理攻撃無効って、やっぱり魅力的だし……)』
それも、もっともな話だ。能力だけにかまけたら、格好悪いとは思えるが、無敵感を男であれば一度くらいは味わってみたい、試してみたいと思うだろう。
「ん〜 確かにそうなんだけどさー。君のいう
自然系
(
ロギア
)
って力なんだけど、あれ結構大変なんだよ? ほら、パソコンに例えたら、必要容量が異常に高いんだ。 何せ体の構造をまったく別物に変えるんだからね。 初期段階でプログラミング成功してたら問題なかったけど〜 壊れちゃってるみたいだから… 一から書き直すとなるとメチャ時間がかかる… 希望通りに作っても今回みたいなケースもある訳だから、成功するかもわかんない… だからとりあえず〜コレ試してみてよ! そもそも、ノーリスクで能力あげよーって訳なんだからさ。元々の損はないでしょ?」
色々と説明をされたが、簡単にまとめて言ったら、使えない、と言う事の様だ。
だから、カイトは、とりあえず
自然系
(
ロギア
)
は、諦める事にした。
「(確かに、ノーリスク と言えばそうだし。何でもかんでも、って よくよく考えたら、格好悪い気がする……。 まあコレも修行? と思おうかな。 無い物は無いんだし)」
「そそっ! 無い物は仕方ないって、無い物強請りしても仕方ないってねー! ……ってな訳で、これ早く使ってみてよ!」
「はいはい! 分かりましたよ!」
又、心を読まれてしまった…っと 若干の苛立ちを覚えながら、宝石を体に身に着けてみると、あろう事か、石は自分の体をすり抜けた。
いや、違う。あの大きな石が綺麗さっぱり身体の中に入ってしまったのだ。
「いや! ちょっと!! 入っちゃったよ!? と、取り出せないしっ! 大丈夫なの……か? ………お!」
何やら体の奥からこみ上げてくる様な感じがする。
力が沸き上がってくる様な感じがする。
強くなった様な感じがする。
あくまで、
感じが
(
・・・
)
すると言うだけで、実際に変化は見られない。
「って! 何にも起こらんやんか!!!!!』
「あははは! いいよ! ナイスそのボケ! 絶対ウケるっ!」
女神大うけ、俺はボケ役。2人で漫才コンビ?? はっきり言ってどうでも良い。何にも無いなら もう戻らせて欲しい、とまでおもえた。
「まあまあ落ち着いて。ちょっと遅延が発生してるだけだから。システムインストールだって、時間、かかるでしょ? 身体に覚え込ませようとしてる段階だから……もう来てるはずだよ?」
「んん? あ、あれ…? そういえば………なんだ? これ、見覚えないけど……」
女神の言う通り、数列の羅列が生まれたか
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