暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
閑話1「とある休日」
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
みにこれらは女装を想定しており、ベルトとナイフはレアスキルの創造で作ってある。
  ...一体、なぜそんな事を想定していたのだろうか。

「助かった...のか?」

「店員さんがやっつけたの...?」

  周りの客からちらほらとそんな声が漏れる。そして....

「「「「「おおおおおおおーーっ!!」」」」」

  歓声が上がる。強盗が入ってきたのを店員が撃退したのだから、当然かもしれない。

「(あちゃー...こりゃ、完全に営業に戻れそうにないなぁ...。)」

  強盗が入った時点でその日は営業に戻れる訳がないのだが、優輝はそんな事を暢気に考えていた。一応、誰かの命を失う危険があったのは承知しているため、現実逃避的な事を含めてそう思っただけなのだが。

「(まぁ、巻き込まれたら徹底的にやる性分だし、仕方ないかな。)」

  そう結論付け、入ってきた警察の事情聴取を受けに行った。









「...色々あったなぁ...。」

  夕暮れの帰り道、司は一人でそう呟いた。

「優輝君の女装とか、強盗とか...あれ、休日ってなんだっけ...?」

  あまりにも多くの事があったため、司にとって休日という感覚ではなくなっていたようだ。

「...それにしても、優輝君...。」

  思い起こすのは、女装していた優輝の雰囲気や声、仕草。

「そっくりだったなぁ....。」

  司は、そのどれもに()()()()()()()

「....ふふっ。」

  かつての...そう、前世の事を思いだして司は笑った。
  ()()()()()()()()()()()....と。

「....さーて、明日も休日だから、明日こそちゃんと休もう。」

  軽く伸びをしながら、司はそう言った。







   ―――どこか憂いを帯びた眼差しで、夕日を眺めながら....。










[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ