暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
閑話1「とある休日」
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、緋雪たちに説明しておく。
  しばらくして、桃子に呼ばれ、奥へと入っていく。

「....あれ?あの、桃子さん?これって...。」

「ええ。似合うと思って♪」

「...元々恩を返すためですし、こうなればとことんやってみますよ。....経験もあるし。」

  渡された服は....女性のものだった。ご丁寧にウィッグなども用意されている。
  一体どうやって似合うかどうか見極めたのか謎だが...優輝は諦めてソレを着用した。

「声とかもしっかり変えるので、驚かないでくださいね?」

  そう言って、店員の服を着用...もとい、女装が完了した。

「あー、あー、あー....こんなものですかね?」

「...正直、予想以上だったわ。」

「では、接客してきますね。」

  そう言って優輝は接客へと向かっていった。...明らかに男とは思えないような仕草も伴って。
  ...実は優輝、結構ノリノリだったりする。





       〜〜〜☆〜〜〜





「―――って事。」

「説明を受けた時は私達も度胆を抜かれたわよ...。」

「お兄ちゃん、似合いすぎ...。そして、似合う事を見抜いた桃子さん凄すぎ...。」

  別に女性らしい服を着ている訳でもないのに、ウィッグとかで完全に女性に見えるのは、おそらく優輝自身の資質かもしれない。

「じゃあ、僕...私は接客に戻るからね。」

「...優輝君、ノリノリだね...。」

「ノリノリになる事で羞恥心とかをなくせるんだよ。」

  そう言って、優輝はまた入ってきた客の応対に向かっていった。

「いらっしゃいませ〜。お二人様ですか?」

「えっ、あ、はい。」

「では、こちらにどうぞ。」

  優輝が応対した客はこれまた知り合いのアリサ・バニングスと月村すずかだった。

「ご注文が決まりましたらお呼びください。」

「あ、はい。」

  やはり、アリサ達も優輝の女装姿に違和感を持っていた。
  すると、司は苦笑いしながら二人に近寄って...

「二人共、実はあれ、優輝君なんだよ。」

「えっ....嘘っ!?」

「私も驚いたよ〜。」

  立ち振る舞いが完全に女性のものなので、違和感は感じるものの、一切正体が分からない。
  だから、知り合いが見るとここまで違和感が生じるのだろう。

「(前世の文化祭の経験がこんな形で活かされるとは...。結構、楽しい...♪)」

  やはりこの男(の娘)、ノリノリである。

「きゃぁあああ!!?」

「っ....!」

  突然店内に響き渡る悲鳴。咄嗟に優輝が声のした方...店の入り口を見ると、そこには覆面をした
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ