暁 〜小説投稿サイト〜
なんだかんだ言ってるけど結局の所、大天使様も〇〇なんだよね
天界・水晶宮
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、君はミサの妹じゃないのかい?」
俺は極力優しく聞いてみた。
「うっわきっも」
ザシュッ。胸に槍を投げられた気がした。
「悪かったな!」
逆ギレぎみに反撃しておいた。
「直也様、アリスちゃんはラファエル一族...誘拐されずに水晶宮に残った子なのですっ!...私の父はラファエルの先代と仲が良かったので...その姪のアリスちゃんとは私も幼い時から姉妹さながら生活してきました」
なるほど、美少女姉妹かと思ったけど姉妹ではないのね...
「あっ!カツェ様!お久しぶりですっ!」
アリスは俺の時とは態度を180度転換して、カツェにかわいく挨拶している。
俺は城内をキョロキョロ見渡した。美人3人組がくっちゃべってる間に。すると、ほぼ中央に大きな丸いプールの様なものを見つけた。
「おーい、ミサ。このプールって入って良いのか?」
あわよくば3人の水着を...
「直也、それは世界鏡」
アリスさん、いきなり呼び捨てですか...。という事はこれは鏡なのか?
「直也様、先ほど申し上げましたが、世界鏡はその世界の核...これが天界の世界鏡になります。基本、外世界とはこの鏡を使って行き来します。先程の下界は天界の様な世界鏡はなく、不完全な物。私達はそれを天映球とよんでおります。」
という事は天界・下界は繋がって居るのか?
「なら下界、天界は行き来が自由なのか?」
「いえ、そうではありません。天界は下界を数個、管理しております。その中の一つが先程の下界。あの下界は少々特殊で私達の存在を知っています。天界に来れる者も少ないですがおります。後はその下界の頭領...位しか知らないしこれません。簡単に言うと天界が中心、下界は下界同士は移動出来ない、という事です。なので、外世界が天界の下界に行こうとすれば必ず天界を通らなければなりません。」
それをやってのけて、天界をほぼ無力化したのがオリュンポスなんだな?
「それはオリュンポスでも同じなのか?オリュンポスを中心に下界が?」
「オリュンポスは違う点があります。天界の様な中心世界がオリュンポスを中心にさらに数個あるのです。どれも占領したものですが...私達天界もあそこに...」
ミサが指差す方を見ると何処かの軍旗が見える。天使達が戯れてる旗の上に武装した巨人の旗が...
「...本当に負けたんだな...」
そこでふと世界鏡に目を移すと、波模様が出ている。本当に鏡なのか?プールなんじゃないか...?
「ミサ、世界鏡って波模様が出たりするのか?」
すると
「...!?」
「なにっ!?」
「...えっ!」
俺の言葉にミサ、カツェ、アリスの3人がほぼ同時に反応した。
「...直也...波模様が出るのは、この世界に外世界から何者かが進入してきてるからだ...私は何の気配も感じなかった...」
世界鏡
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ