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なんだかんだ言ってるけど結局の所、大天使様も〇〇なんだよね
天界・水晶宮
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引っ張られて行くのも嫌なので、仕方なく俺は階段を登っていった。階段内部は少し肌寒く、そして暗い。10段ほど登った所で灯りが見えて来た。
「あそこを出りゃ水晶宮の前だよ。」
とスカイブルーの髪の毛を右手の小指でクルクルしながら言っている。
「直也様!着きましたよ」
ミサの明るい(そしてかわいい)声がカツェの前から聞こえて来た。ゆっくり顔を出してみると...
「...!」
そこには俺もサンドボックスゲームでしか見たことないような、浮島が無数に浮かんでいたのである。この螺旋階段の島は陸上トラックほどの大きさしかないが、浮き橋の向こうには大きな島に城壁が見えていた。
「驚きましたかっ!ここは天界です。何故島が浮いてるのか?と思われて居るかもしれませんが...それは水晶宮に行ったらわかりますっ!」
どうせなら今教えてくれてもいいじゃないか!
「ほら、あるいたあるいた!」
相変わらずカツェはせっかちな奴だ...
「...直也、誰がせっかちだって?」
!?よまれたのか?
「嘘だよ嘘。心なんてよめないよ。自分でもせっかちだと思ってるからねぇ。でも、あんたならよめるかもしれないな、顔にすぐ出てるし...ハッハハハッ」
どっちなんだよ!どうでも良いけどカツェは楽しそうだな。
「...この門、閉まってるけど開けれるのか?」
城門は大きく、手で開けるのは無理そうだ。
「はい![開けゴマ]!!」
開けゴマっ!?そんなので開くわけ...
ゴゴゴゴッゴォォォオオ......
空いちゃってるし!
「さあ!行きましょう!といってもすぐそこなんですがね〜」
目の前には水晶宮のものと思われる小さな扉があった。
「...この扉で良いんだな?」
俺が扉を開けると
ドタタタタッ...
「お姉様っ!遅いじゃない!私待ったのよ!」
いきなり12歳位と思われる女の子が出てきた。
「...お姉様、この汚らしい男はどちら様?...まさか彼氏とかじゃないでしょうね...?」
汚らしい男...厳しいな。でも、俺がそっち系の男ならもっと蔑んでもらいたくなる様な可愛さはある。
「アリス、この男はミサの婚約者なんだぜ」
カツェ!俺は認めてないと言ってるだろ!それを聞いたミサは頬を赤らめクネクネしている
「...そ、そんな...旦那様なんて...ふふふ」
自分でもさっきカツェに言ってたのに何故照れる!(笑い怖っ)
「ええーーーーーっ!こいつが?お姉様の?って事はガブリエルの先代様の予言してた勇者はこいつなの?!」
悪かったな、汚らしい奴で。
「そうだよっ!アリスちゃんも仲良くしてあげてね!そうそう、この人は上沼直也様!アリスも自己紹介お願いね!」
と俺の自己紹介をしてくれて
「アリス・O・ラファエル...」
あれ?妹じゃないの?
「アリスちゃん
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