ハイスクールD×D×D
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信号機をコア目掛けて振り下ろす。横断歩道のエフェクトがみえた気がするが気のせいにしておこう。コアが粉々に砕けたのを確認して、重加速空間が消滅したのを確認する。
「終わったか」
「だな」
二人してシグナルバイクを取り出してからパネルを戻して変身を解除する。
『『オツカーレ』』
「「Nice Drive!!」」
二人でハイタッチを交わして後始末をする。はぐれエクソシストの死体から共通点の装備を探して、同じバンドを右手首に着けているのを見つける。おそらくはこいつが重加速空間でも普通に動けるようにする道具なのだろうと外したところで灰になってしまった。他の物でも試してみたが全部が灰になり、腕を切り離してもダメだった。それどころか触っていない物まで灰になり始めたので携帯でムービーを撮っておき、灰も一応回収しておく。仕事は終わったとアーシアを抱えてライドマッハーまで戻った所でふと気がつく。
「なあ、元士郎」
「どうした?」
信号機をライドチェイサーに戻しながら元士郎が答える。
「はぐれエクソシストは普通に動いてたけど別に重加速空間を発生させていた感じじゃなかったよな」
「ああ」
「そしてあの堕天使の姿をしたロイミュードを倒したら重加速は止まった」
「あっ」
「急いで学園に戻るぞ!!向こうにもロイミュードが居る!!」
「イッセー、先に行くぞ!!」
元士郎がライドチェイサーを飛ばしていく。オレも追いたいが、アーシアを放ってはおけない。
「アーシア、起きてくれ。アーシア」
「……イッセーさん?」
「ああ、そうだ、アーシア。助けに来たぞ。ここから離れる」
抱き上げてライドマッハーに乗せて予備のヘルメットを被らせる。
「えっ、あの、どういうことですか?」
「あとで説明はする。今は何も聞かずに着いてきてくれ」
オレもライドマッハーに跨りエンジンに火を入れる。
「飛ばすからしっかり掴まっていてくれ」
「は、はい」
アーシアがしっかりと抱きついて背中に柔らかい物が潰れる感触にドキっとしながら全速で学園を目指す。学園付近には未だに重加速空間が存在しているということは、まだ戦闘中ってことだな。重加速空間ギリギリでライドマッハーを停める。
「アーシアはここにいてくれ、変身!!」
ゼンリンシューターを取り出してアーシアに動かないように言ってから素早く変身して重加速空間に突入すると同時に再びドライバーのボタンを4回叩いて加速する。その判断が小猫ちゃんの生死を分けた。ロイミュードらしき奴が放ったエネルギー弾の一発が小猫ちゃんに命中しそうになっていた。オレは迷うことなく射線に飛び込んでゼンリンシューターと体で受け止める。
「間一髪
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