ハイスクールD×D×D
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あとは、ソーナ先輩が悪魔だとも教えられた。人外の存在って結構いるらしい。教えてもらったのも駒王学園に入学してからで、転生悪魔についても説明された。元士郎のやつはすぐにソーナ先輩の眷属に転生した。なんだかんだで10年近い付き合いのオレ達だ。元士郎がソーナ先輩に惹かれていたのはなんとなく分かってる。オレもソーナ先輩のことは好きだけど、愛情とかじゃなくて友愛とかそっち方面だな。
だからオレは悩んだ末に断った。あの人もたぶん人間で、それに人間のままで追いつきたい。それがオレの夢で転生するとしてもそれからだ。そう言って断ると羨ましいと返された。元から悪魔であるソーナ先輩には望めない夢だから。だけど、ソーナ先輩は笑ってその夢を応援してくれた。元士郎もだ。それが嬉しかった。
そんなオレの夢は脆くも崩れ去った。重加速空間を生み出せる堕天使の女によって。
転生悪魔になった翌日の放課後、オレは生徒会室を訪ねていた。
「イッセー、お前!?」
「まさか、リアスに無理やり!?」
オレを見て、ソーナ先輩と元士郎が驚いていた。とりあえず誤解を解いて、話しておかなければならないことがある。
「いや、違う。グレモリー先輩には蘇生させてもらった。オレを殺したのは堕天使で、オレの神器を狙ってきた。それだけならまだマシなんだけど、重加速空間を生み出しやがった。それもその中で普通に動きやがる」
『『『!?』』』
オレの言葉に生徒会の皆が驚く。悪魔の弱点である光を扱えて、その上で動きを封じれる重加速空間を生み出せる。対抗できるのは重加速空間でも相手より早く動ける、通常空間でも超高速機動ができる上位者とシフトカーとシグナルバイクを持つオレ達だけだ。
「まずいですね。リアスにこの事は?」
「まだです。これから行ってきます」
「そうしてください。私も上に報告を上げておかなければなりませんね」
「イッセー、終わったらもう一度こっちに来いよ。魔力の使い方とか教えてやる。どうせ不器用だから肉体強化しか使えねえだろうしな」
「レベルを上げて物理で殴るのが一番だからな。あと、やっぱりあの速さがな」
「まあ、分からないでもないな。それじゃあ、とっとと説明を済ませてこいよ。こっちも仕事を片付けとくから」
「おう、行ってくるわ」
グレモリー先輩に朝言われた通りにオカルト研究会に顔を出して眷属の紹介だけしてもらい、オレを殺した堕天使が重加速空間を生み出した事を報告してから元士郎に魔力の扱い方を学んで帰宅する。
「ただいま〜」
「あっ、一誠。あなたに荷物が届いてるわよ。懸賞にでも応募してたの?バイクが届いているわよ」
「えっ、バイク?」
「それと一緒にこのアタッシュケース
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