第四話。パンパカパーン!
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ンを落としそうになった。
「っとっとっとぉ」
両手でお手玉しつつ、なんとか落とすのは免れる。
Dフォンの画面を見るとそこには『メール着信』とある。
誰からだ?
メールを開いてみると……。
差出人・管理人
タイトル・おめでとうございます!
内容・パンパカパーン!
流石にメールに音が鳴る機能は付けられませんでしたが。
一文字疾風様『百物語の主人公』化と『不可能を可能にする男の主人公』化おめでとうございます!
いやー、めでたい!
管理人は、一文字疾風さんことモンジさんの活躍を、今後も超楽しみにしております!
頑張って下さい??
ps・パンパカパーン!
おめでとうございます。
貴方は都市伝説『パンツを亜音速でランドリーに投げ込む男』のハーフロアになることが決定しました。
管理人はモンジ君の変態……ゴホン。ご活躍を超楽しみにしています。
決して捕まっちゃえ、などとは思っていません。
ええ、思っていませんよ。
そんな内容だった。
「う、胡散臭ぇ〜」
Dフォンに仲間以外から初めてメールが来たが、何で俺のアドレスバレてんだよ、とか。
『8番目のセカイ』に管理人なんていたのか、とか。
何で主人公化したのがバレてんだよ、とか。
最後の何で知ってんの??
とか、いろいろ突っ込みどころがありまくるメールの内容だった。
「しかも、モンジってなんだ。そこは一文字疾風のままでいいだろうが!」
突っ込みを入れてDフォンをベッドの上に放り捨てる。
「ふーっ」
なんかドッと疲れてきた。
そろそろひと休みするかな、なんて思っていたが。
ピピピピピピピピピピッ
今度は普段使っている普通の携帯電話から着信音が鳴り響いた。
「今度は誰だよ?」
ベッドから手を伸ばして、携帯電話を持ってくる。
画面を開くとそこに表示されていたのはキリカの名前だった。
「おおっ、もしもし!」
『わっ、勢いがあるねモンジ君?』
キリカの声を聞いていると、それだけで何故だか目頭が熱くなった。
俺はキリカに弱いなあ。クラスメイトなのに年上的な存在だからか、あるいはメンタルケアをしてくれてるからだからか。俺はキリカに弱い。
「あー、いや。ちょうどキリカの声を聞きたいと思ってたんだ」
『わわっ、モンジ君がなんか嬉しいことを言ってくれてる! デレ期だ!』
このノリ。まるで理子みたいだなぁ、本当。
『そういえば、さっき街の外に出てたね? なんかあったのかなー、って。『主人公』の能力関連でおっかないことでもあった?』
「ああ、いや、そっか」
キリカとの交信を終えた後に理亜が現れたんだったな。つ
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