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殺戮を欲する少年の悲痛を謳う。
8話 重ねて作る罪悪(シン)
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 僕は一戸建ての別荘を指定した。
 この別荘はどうやらISがアメリカの第二拠点として展開しているものらしい。なかなか難易度が高いが、ここを制圧すればワゴンよりも大きなトラックと大量の武器を手に入れることができ、尚且つ、1つの障害を消すことができる。
 「なかなか距離がありますね」
 「タクシー使う?」
 「そうしましょう」
 

 僕達はその別荘で直接タクシーを降りた。付近に店らしい店は無く、ここ一体は道路しかない。
 タクシーを見送った後、僕はケースからM16を出す。
 リーナはショットガンと以前購入したトカレフを取り出し、ハンドガンホルダーにトカレフを入れ、ショットガンを脇に挟め装備した。
 「じゃあ、行くよ」
 「はい」
 作戦は行く前に話し合った。
 リーナが先行し、僕が後ろから援護射撃を行う。
 普通逆じゃないかって?そんなことはない。彼女は基本、ショットガンしか使わない。彼女は優しい性格であるが、それとは裏腹に、多少強引で、かなり大雑把なところがあり、武器選びにもそういった特徴が出てくる。
 門をくぐり抜けると、早速警報が鳴った。
 情報通り。
 僕とリーナは一旦、門の外に出て、僕は右、リーナは左の塀に背中をつけて待機した。敵は10人弱、リーナは3発、散弾を撃ち、4人に致命傷、残りに軽いけがを追わせた。僕は残りの敵にM16を撃ち放った。
 敵は全員M16を持っていた。4人の敵のM16からマガジンを抜き取り、僕はホルダーに詰め込む。
 「これで、弾薬は確保出来た」
 僕らはそのまま、中に強襲した。
 中は生活感のあふれる家に似ていて、先ほどの敵がどこに収納されていたのか疑問に思うほど狭かった。
 入り口を開くと、階段が見え、1階からでも十分に2階を見渡せた。
 「リーナは2階の捜索を頼む。僕は1階だ」
 と言うと、リーナはわかりましたと頷いた。
 「早めに片付けてすぐに2階に行く」
 リーナは頷き、階段を軽い足取りで駆け上がった。
 僕は1階をくまなく創作する。
 僕が入った部屋はセキュリティ管理室。
 10人ならば軽く詰め込めるほど広かった。そしてまだ敵が沢山いて、僕を待ち構えていた。
 先ほど手際よく入り口を制圧した為、彼らは過剰にバリケードまで作っていた。
 僕はとりあえず外に出て、ドアの開く反対方向の壁に背中を付けた。
 そして敵は入り口に銃を乱射し、僕は敵の出方を待つ。そして2人の敵が外に出てきた。僕は1人の首を狙って弾を打ち込み、もう1人の敵の腹には5発の鉛弾を流し込む。
 そして、1人の肉を盾にして、1層目のバリケードを制圧。そこでしばらく敵の攻撃が止むのを待ち、2層目の敵の1人目の頭を撃ちぬく。敵は焦りを見せたのか、叫び声を上げながらこちらに銃を乱射して突っ込んで
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