暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
リレーションズ・サクラ・アンド・ムラサキ
1話
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奪った」
「アイエッ!」

 ふうまの言葉に驚き、その場に座り込む。

「そんな…………。返せよ! この、イディオット!」
「バカハドッチダー!」

 ふうまは冷酷な瞳で罵りの言葉を吐き出す。慈悲が深きブッダでさえも目を背けるほどの汚い言葉だ!
 それでもさくらは毅然とした態度で、ふうまを睨む。

「それがないとムラサキ=サンを助けられないんだ! 返せ!」
「?」

 さくらの言葉にふうまは首を傾げた。
 何せ彼は、先日タナカ=センセイとしてむらさきとあったばかりであった。

「クローンむらさきでもいるのか?」
「はぁ! クローン? あのムラサキ=サンがクローンなわけないじゃん」
「いや、ムラサキ=サンは元気に五車学園で教師をしていたぞ」
「ええ!」

 ふうまの言葉に、さくらは驚きを隠せなかった。

「ムラサキ=サンは、まだ私と一緒に学生をしているよ」
「???」
 
 再びふうまは首をかしげる。さくらも何かおかしいと思い、首を傾けた。
 二人の間に困惑したアトモスフィアが漂う。銀零もその空気に飲まれて、首をかしげていた。

「どうやら、情報交換が必要なようだな。今度は話し合えるか?」
「……わかった」
 
 戦っている場合ではないことが分かったのだろう。さくらはふうまの提案に頷くのだった。

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