暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
リレーションズ・サクラ・アンド・ムラサキ
1話
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 そのクローンオークは、直ぐに近くにいるクローンオーク達に、囲んで棒で叩かれていった。
 カタナを諦めて手放し、大型のクナイを構える。

「イヤーッ! え」
「グワーッ!」

 クナイで近くのクローンオークの首を跳ねた瞬間、さくらの足が凍り付いた!
 近くのビルに隠れている、銀零のアンプッシュだ。彼女は右目で射抜いた物を冷気で氷結させる、ドウ・ジツの使い手だった。
 さくらはそれに気付かず、驚愕で体が硬直する!

「ザッケンナコラー!」
「ンアーッ!」

 ウカツ! その隙を突き、クローンオークがサクラの腹を殴った。
 吹き飛びビルに直撃!粉塵を撒き散らす。

「スッゾコラー!」
「スッゾコラー!」
「スッゾコラー!」

 煙の中へクローンオーク達が突撃。このまま拘束してネンゴロしようとしているのだ!
 このままでは、サクラの身が実際危ない。
 粉塵が晴れると、困惑してその場に立ち尽くすクローンオーク達の姿が現れた。

「一体どこへ」

 状況をビルから監視していた銀零が困惑。広場を見渡す。

「見つけた。イヤーッ!」
「ンアーッ!」

 突然彼女の後ろから現れたさくらがアンブッシュの一撃!
 横腹にケリ・キックを受けて、その場に倒れた。

「ドーモ、ハジメマシテ。イガワ・サクラです」

 倒れる銀零に向けてアイサツした。

「ドーモ。イガワ・サクラ=サン。フウマ・ギンレイです」

 銀零もかろじて立ち上げりアイサツした。
 アイサツを終えたさくらは銀零にクナイ・ダートを刺そうとする。だが、

「イヤーッ!」
「ンアーッ!」

 突如虚空から現れたふうまが、さくらに容赦ない蹴り!あれは伝説のカラテ技、サマーソルトキック!
 さくらは衝撃のあまり部屋の壁に叩きつけられた!ゴウランガ!
 片目が銀色に輝くふうまは一度目を閉じた。

「スゥーッ! ハァーッ!」

 そのまま一度ザゼン姿勢を取り深くチャドー呼吸。ジツで大量に消費した体力を、呼吸で促進していくニンジャ回復力で取り戻していく。
 もう一度開くと銀色に輝く光は消えていた。

「うぅ」

 立ち上がろうとするさくらを、今度は金色に輝く片目で見つめる。
 ザゼンを止めて立ち上がり、さくらに近づいていく。銀零も眼帯を外した片目で彼女を見つめ、ドウ=ジツをすぐに発動できるようにしている。
 さくらの目の前までふうまは移動した。

「まだだ。ヒサツ・ワザ! イヤーッ!」

 前に立つふうまに奇襲めいたパンチを放つ!ハヤイ!
 彼女のヒサツ・ワザでふうまの心の影に入り込もうとしている。しかしヒサツ・ワザは何の効果も表れず、威力のない掌底で終わった。

「ナンデ!」
「お前のジツを
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