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なんだかんだ言ってるけど結局の所、大天使様も〇〇なんだよね
大聖堂の天道
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れとミサ...この頼りなさそうなヒョロい男はなんだね?」
ヒョロい男...俺のことか?ヒョロいんじゃない、細マッチョなだけだ!...そう思ったが確かに俺は体育以外、スポーツなんてしたことねーな...
「あ、カツェさんっ!この人は私の旦那さんですっ!」
満面の笑みで答える。ちょっとミサさん、何度言ったらわかるんですか...訂正する気力もわきやしない。
「へー、この坊ちゃんがぁ?って事は先代の言ってた勇者かいな?って事はこれも分かるのかな...?”星はなぜ回る?なぜ天界の道は閉ざされている”。」
んーと、意味わからんな。
「星はなぜ回る?なぜ天界の道は閉ざさている?なんですかその謎掛けみたいなの。」
さっぱりわからなかったので聞いてみると
「おぉ!こいつぁ本物だ!天籍の証拠じゃないかぃ!生まれながらの!今のは天界の言葉だよ!意味が通じたから間違いない!」
よくわからんが頭の中で自動翻訳してくれたみたいだな...?
「あのぉ、カツェさん...失礼ですが天道の解放お願いできますか...?急いで水晶宮に直也様を連れて帰らなければならないので...」
水晶宮...?天界の城なんだろうか?
「ミサ、水晶宮に行くのかい!?だったらあたしも行くよっ!なんたってこの時をあたしはずっと待ってたんだからね!」
ずっとって...高々25年でしょ。外見25歳入ってないように見えるもの。よく見るとスタイルバツグン、おまけに美人だ...なんかお姉様的魅力が...
「ほんとですかっ!ありがとうございます!斬撃尼の二つ名を持つ王都最強の魔女が手伝ってくれるのなら心強いですわ!」
...魔女?魔女ってあの魔女?魔法使ってドカーン的なチーター?科学無視の...?え、なにそれ凹む...
「そうと決まりゃ、チャチャっといくよ!......ザン......ゴラ...ンダ...」
とブツブツ何かを唱えると
キュワァァァアン????
高い機械音とともに目の前に螺旋階段が出来ているではないか!
「直也様、ここを登れば天界、水晶宮です!...心配しないで下さい!距離は長く感じるかもしれませんが、大聖堂と天界、直接空間を繋げて居るので30段位で着きますよ!」
天使に世界鏡、おまけに魔女......挙句、空間歪めて来たよ...俺は本物にこの世界で生きていけるのか?科学の通じなさそうなこの世界で...。立ち止まる暇はなく、半ば強引にカツェさんに引き摺られ、階段へと行くのであった...
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