暁 〜小説投稿サイト〜
なんだかんだ言ってるけど結局の所、大天使様も〇〇なんだよね
時震と天界
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......それは今から遡る事500年位...そこには俺達の全く知らない歴史、国、生き物が住んでいた。天使が空を舞い、巨人が世界を駆る...そんな世界が想像できるだろうか...?俺はできなかった。まさか、過去がこんな事になるとは...



リリリリリッ......リリリリリッ......
5時50分。俺の1日は毎日こうやって始まる。おそらく、ぱっと見は普通の高校生と同じ様な生活をしてるんだろう。
俺は、チャリでバス停まで行き、そのままバスで学校に行く。いつもと変わらない朝だった。
クラスは2年C組。コースでいうとサイエンス。まぁ、理系の人間が集まっていると思ってもらって構わない。理系の人間?と思うとメガネをかけたガリ勉のクールな人を思い起こす人も多いだろうが、俺はおそらくその期待を裏切って居るだろう。そもそも俺は、科学よりも社会、歴史が一番好きな教科であり、科学は[夢]の実現の為に嫌々やっているにすぎない。その夢と言うものは正直、自分でもとてもイタい夢だと思う。とそんな事を考えて居ると石頭先生(名前はイシガシラと読むのだが、俺はイシアタマ、と呼んでいる)に
「おい上沼、寝てる位なら余裕なんだよな?2x/x+4-x-3/x+4、解けるよな?」
......本当にこいつは面倒臭い。そんなものはお遊びレベルの問題だろう。
「x+3/x+4です。ちなみに途中式は...」「もう良いから。」
......当てたんなら説明させろよ。そもそも問題にカッコをつけないとか問題じゃないだろ。どこまで式?って話だ。仮にも教師だろ...

そんな、トラブルもあったがやっと放課後きた。俺は、部活に一応所属して居る。一人だが...
毎日15分だけ部室に座って、それで帰る。今日も...やっぱりか。部室の一番奥の俺の席に座って居るのは1年の「鈴下 雪乃」。俺はこいつを部員にした覚えは無いが、毎日やってくる。
「鈴下、俺帰るから後よろしく」
関わったら負け。こいつの研究欲はヤバい。言い忘れていたが部活の名前は[近未来的科学理論の構築と実現を目指す]という長い部活だ。面倒臭いので近来科学部と呼んでいる。
「直也せんぱ〜い。今日と言う今日は、家に連れてってもらいますからね!今日こそ先輩の力作...見せてもらいますから!」
と言ったと思ったら俺の指に指を絡めて雪乃のポケットに突っ込まれた。いわゆる恋人繋ぎ。
「...!?」
おいおい、これはまずいだろ。雪乃はなんだかんだで結構美少女。それに今は...そのたわわなマシュマロも右手の肘に当たって居る。
「先輩もしかして照れてます?かわいい〜??このまま帰っていいですか?いいですよね!てか先輩に拒否権ないですから(ニコッ」
怒らせるのは得策ではない。雪乃はこれでも中学から連続して空手で日本一を取っているゴ
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