第七幕その九
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「茸もね」
「そうね、マッシュルームもね」
「美味しいね」
「あとしめじとか」
「茸もいいから」
「じゃあそれも」
「他にはですね」
オオエさんも言います、ここで。
「ピーマンやアスパラガスも」
「カレーに入れるにはね」
「いいですよ」
「そうした緑のものも」
「あと隠し味にです」
さらに言うオオエさんでした。
「大蒜を少し」
「それもね」
「入れてはどうでしょうか」
「そうね、実はここに来るまでに皆でそうしたお話をしたけれど」
「カレーに入れるお野菜の話ですね」
「人参に玉葱、ジャガイモね」
その三つにというのです。
「あとアスパラガスにブロッコリーと」
「茸ですね」
「マッシュルームとしめじ」
「それと大蒜ですね」
「あとは蕪かしら」
「蕪も入れますか」
「全部入れたら」
それこそというのです。
「いいかしら」
「いいと思います、もうお野菜を入れるだけ入れて」
「美味しく栄養のある」
「そうしたのにしたらいいですよ」
「皆で一杯食べるから」
「一杯作りますよね」
そのカレーをというのです。
「やっぱり」
「ええ、腹ペコタイガーも食べるし」
「宮殿の他の皆さんも」
「だったらね」
それこそというのです。
「色々な種類のお野菜をたっぷりと入れる」
「そうすればいいですよ」
「それじゃあね」
「はい、人参と玉葱にジャガイモに」
「マッシュルームとしめじ、ブロッコリーとアスパラガスにピーマン」
「蕪、そして大蒜ですね」
「その全てですね」
「ええ、それじゃあね」
ここまで全てお話してでした、お茶とお菓子も飲んで食べたところで。
オオエさんは皆にです、こう言いました。
「それじゃあ」
「今からね」
「もうお野菜は全部採ってるものがあるから」
ビリーナに応えてお話するのでした。
「それでね」
「皆でそれをバスケットボックスに入れて」
「持って行ってね」
「それじゃあね」
皆で畑に出てでした、そのもう採っていて籠に入れている人参やしめじといったお野菜達をでした。次から次にです。
バスケットボックスの中に入れていきます、神宝はバスケットボックスの中にお野菜を入れながらこうしたことを言いました。
「本当に幾らでも入るんだ」
「それがこのバスケットボックスなの」
ベッツイは微笑んで神宝に答えました。
「幾らでも入るの」
「そうなんですね」
「だから幾らでも入られるわ」
「凄いバスケットボックスですね」
「そうでしょ、これならね」
それこそと言うのでした。
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