第七幕その八
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「だからって思ったんですが」
「当たりよ、それで皆でそれぞれカレーの食材を集めることになったけれど」
「ベッツイさん達は私のところに来た」
「そうなの」
「私のお家のお野菜が欲しいですね」
「いいかしら、貰っても」
「お安い御用ですよ」
オオエさんはベッツイに満面の笑顔で答えました。
「王女さんのお願いなら」
「それならね」
「はい、何でも差し上げますよ」
「有り難う、じゃあね」
「カレーに使うお野菜ですね」
「さて、何がいいかしらね」
「ここで長話も何ですね」
ここでオオエさんはふとした感じで言いました。
「十時ですね」
「お茶の時間だから」
「お家の中に入って下さい、旦那は今は街に行っていませんが」
マンチキンの中にある街の一つにです。
「お茶をどうぞ」
「ええ、じゃあお菓子は私が出すわね」
ベッツイはオオエさんに応えて言いました。
「それを皆で食べながらね」
「詳しいお話をですね」
「しましょう」
こう追わしてでした、そのうえで。
皆でオオエさんのお家に入りました、お家は青い木で作っていて青い家具が置かれている広いお家でした。木造のせいか何処かログハウスに似ています。
そのお家のテーブルに皆で座ってでした、オオエさんは日本の麦茶を出しました。麦茶といってもマンチキンなので青いです。
そしてベッツイはです、その青い麦茶を見て三色団子やお饅頭を出しました。
「日本のお茶だからね」
「日本のお菓子ですね」
「これでどうかしら」
「いいですね」
にこりと笑って答えたオオエさんでした。
「では団子とお饅頭も楽しみながら」
「野菜のお話をしましょう」
「そうしましょう」
こうしてでした、皆で日本のお茶とお菓子を楽しみつつです。
お野菜のお話をはじめました、すると。
ベッツイはすぐにです、オオエさんにこう言いました。
「まず人参よね」
「それと玉葱、ジャガイモですね」
オオエさんも応えます。
「カレーに入れるお野菜は」
「この三つは絶対で」
「それでどんなカレーにされるんですか?」
「ビーフカレーかしら。量はたっぷりで」
「量は多いんですか」
「どれだけお野菜があっても魔法のバスケットボックスに幾らでも入るの」
ベッツイだけでなくジュリア達五人の女の子がそれぞれ持っているものです。今回の食材を求める冒険においては。
「幾らでも何種類でも」
「うちの畑も幾らでも出来ますから、すぐに」
「幾らでも持って行っていいのね」
「遠慮なく、それでなんですが」
「ええ、お野菜の種類ね」
そちらのお話に戻りました。
「何がいいかしら」
「まずは人参と玉葱、ジャガイモですね」
「この三つは外せないわね」
「それで皆でたっぷりと召し上が
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