第35話 クアットロ修正
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「えっ〜と………」
目線はディエチから離れない………
「あまりジロジロ見ないでくれ、恥ずかしい………エロットロもそんなに睨むな」
「わああああ!!ウーノお姉さまに言いつけてやる!!!」
泣きながら部屋を出ていったクアットロ。
「私は間違えたのか?」
「ディエチ姉は間違ってないっス。むしろよく空気を読んでくれたっス!!」
それでいいのか…………
「それよりみんな早く逃げよう!ウーノ姉、絶対怒るよ!!」
「そうだな、みんな逃げようぜ!!」
セインとノーヴェはそう言って部屋から出ていった。
「私は大丈夫っス〜。ウーノ姉、優しいっスから」
「ああ、ウーノさんに俺『優しさだけが愛情じゃ無い。怒らないと良い子に育たないぞ』って言ったから恐らく怒ると思うぞ」
「何気に良い名言!!流石パパさん。って何してくれたんスか、レイ兄!?」
そう言って俺の胸ぐらを掴んで…………身長が足らないため、持っただけになった。
「はっ!?こうしちゃいられないっス!!私も逃げなきゃ………」
そう言ってから、ウェンディもダッシュで部屋を出ていった。
「3人は?」
「逃げたら余計面倒になるだろ」
「今更、説教って言う年でもないしな」
「逃げるべきなの?」
諦めているフェリア、あんまり怒られないだろうと余裕のトーレさん。状況がまるで分かっていないディエチ。
結論として俺を含めた4人は怒られる事は無かった。
なぜなら………
(うう、正座って足が痛いっス…………)
(ちゃんと話を聞かないと長くなるぞ………)
(あ、足の感覚が………)
さっさと逃げた3人が速攻で見つかり正座で長々と説教を受けたからであった………
「さぁ、お待ちかねのお土産だ」
あの後、説教も終わり、食事の時間になったので、俺は冷蔵庫の中にあったものでオムライスを作った。
と言っても人数が多いので、ウーノさんに手伝って貰ったが。
だけどみんなに好評だったのでよかったかな。
その後にお土産の披露会となった。
「それでは順番に………まずはウーノさん」
名前を呼ばれ、ソワソワしだすウーノさん。
俺は持ってきた荷物の中から小さなクーラーボックスを取り出し、その中から寿司セットを取り出した。
「名店、海帝寿司の1人前特上。夜美がテレビを見てこれにしたんだけど、買いに行ったフェリアがあまりの行列で大変だったんだよな」
「ああ、流石テレビで紹介された店と言った所だった………」
「そうなの………チンクありがとう………」
深々と頭を下げるウーノ。
「良かったな、喜んでもらえたみたいで」
「ああ、苦労したかいがあった」
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