新たな発見、新たな恋の予感?
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直人(あおしま なおと)
3人目 高野 黄河(たかの こうが)
いずれも、天導衆と関わりがある。
わかっていること二つ目 第二の被害者である、中村 秀兎(なかむら しゅうと)は、神威たちとの関わりがあった。
謎その一 なぜ神威たちは攻撃を仕掛けてこなかったのか。
謎その二 なぜ天導衆がここに来ているのか。また、殺人事件には関与しているのか。〉
ペンを置き、紙を見つめる。こうするとわかっていないことや課題がはっきりしてわかりやすいのだ。この状態でこそ、私の頭の良さが発揮される、と私は我ながら思った。
謎その二については、今の時点で理解することは難しそうだ。もう少し調べてからにしないと。
謎その一については、今の私たちでも考えれば分かることだ。神威の性格や癖、過去にこんなことがなかったかを、真選組のデータベースに検索をかければ、今回のような行動に至った理由がわかるはずだ。ここは異世界だが、ハッキングを使えば異世界であろうとデータベースに侵入することができるはずだ。6桁の文字列を入れてログインするものだったから、あーしてこーしてちょっといじくれば、すぐに見ることができる。
頭が正常に動いてきた。まずはハッキングからだ。よし、と自分の世界から抜け出し、話し合いに意識を戻すと、みんなが私を見ていることに気づき、びっくりする。
「え、と」私は声を絞り出す。「なんで私を見ているのかな?うん。まずそこから。」
「だって」神楽ちゃんが面白そうに身を乗り出して言う。「恋奈が考え事してる時は、大抵私たちの役に立つことを考えてるって、決まってるアルヨ。さて、何を考えていたアル?」
唐突そんなことを言われて、少しプレッシャーがかかったが、落ち着いた様子を装って話す。「あのね、私なりに、今の時点でわかっていることと謎を自分なりに書き出してみたの。」私は紙に書いてある、わかっていることと謎を読み上げた。「謎その二には、もう少し情報が集まってからじゃないとわからない。だから一旦置いておくの。で、今一番分かりそうなのが謎その一。なぜ戦闘オタクである神威が攻撃を仕掛けてこなかったのか。これは神威の性格や癖、過去に同じようなことがなかったかを真選組のデータベースに検索をかけるの。そうすれば、今回のような行動に至った理由がわかるはず。ここは異世界だけど、ハッキングを使えば異世界であろうとデータベースにアクセスできる。ハッキングは私がやる。だからまずそのことについて調べてみない?」
しばらく沈黙が続いた。おもむろに口を開いたのは土方さんだった。
「お前、すげーな。さっきの短時間でどうやってそんな難しい事考えたんだよ。」
「本当にすごいアルヨ、恋奈!」神楽ちゃんが目を輝かせる。「さすがは『姫』と呼ばれ
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