番外『交わる世界』
交節・『戦慄』なる者と吹きすさぶ【禍風】
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「……フゥ〜……ッ」
件のグザはと言うと、起き上るまでは放っておく事としたか、先まで吸っていたブルーベリー色のパイプを口に咥えて、苔だらけの切り株に腰かけている。
隙だらけではあるし、行き成り起き上がって闇討ちをしかけてやろうかな〜……等とフォラスはかなり黒い事も考えては居た。
―――のだが、行動を起こそうとすればグザの体勢が少し変わる為、結果はまた残念なことになりそうだと、自重して苦笑していた。
「グザさん」
「ん? なんだい」
「また勝負してよね。もうちょっと本気出させたいからさ」
「ヒヒハハハハ……そりゃいいやね! またの挑戦、待っとるわな」
だからフォラスは素直に、彼との再戦の申し込みを口にする。
聞き取ったグザは、相変わらず爽やかさとは程遠い笑い声を響かせるのだった。
「ん? アマリからメール?」
『フォラスくん、グザにいへ挑むなら注意するです。プレイヤースキルが超すごい上、本人のスピードも馬鹿にならないですから! では、忠告完了なのです』
「いや遅いって、アマリ……遅すぎ」
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