41 疑問
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そんなこんなでようやく会場についた俺たちは出場登録を済ませた後、控え室へと向かった。
「じゃあ、また後で」
「ん」
シノンにそれだけいうと俺とキリトは控え室に入った。
しばらくして選手控え室。
俺とキリトは隣り合わせに座り考え事をしていた。
ふと疑問に思ったことをキリトに尋ねてみた。
「なあ、キリト。死銃はどうやって人を殺したんだろうな」
「うーん・・・まだ死銃が犯人だって決まったわけじゃないだろ」
「じゃあ、キリトは死銃が犯人じゃないと思うのかい?」
「正直どうなのかわからないな。でも、可能性としては低くないと思う」
「だよなあ・・・」
「何の話?」
「「うわっ!?」」
気付けば真後ろにシノンが立っていた。
「シ、シノンか。びっくりして心臓が止まりそうだったよ」
「そう」
反応が以外に薄かった。ちょっとショック。
「で?二人は準備できたの?」
「まあ、装備とかの準備はできたけど、ちょっと心の準備が・・・」
「そんなんどうとでもなるわよ」
「だと良いんだけど・・・」
銃とかはじめてだもん、俺。
日常的に銃なんて見ないからなあ・・・。
そんな風に考えていると
「大丈夫よ。この世界なら撃ってもトラウマにはならないから・・・」
シノンの言葉が少し理解できなかった。
「それって・・・どういう・・・」
しかし、聞く前に目の前が青く染まり浮遊感を感じる。
異変がとまるとそこはどうやら準備用の部屋らしかった。
「…っしゃ!!」
シノンの言葉の意味はあとだ。
取り敢えず、勝って死銃を見つけてやる。
覚悟を決めると俺は準備を始めた。
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