暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十五話 ー 舞え、幻奏の歌姫!、です。ー
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 手札三枚
 魔法・罠伏せ一枚

『E・HEROエスクリダオ』
『閃b竜 スターダスト』



「私のターン、ドロー!」

 カードを引くなり、ブルーム・プリマへと指示を出し空中を駆けて行く。狙いはアクションカードか。

「スターダストっ」


 すぐさまスターダストを呼び寄せ、妨害に向かうがやはり地の利は向こうにあり、アクションカードを取られてしまう。そして、こちらへと向き直り……

「バトル!ブルーム・プリマでスターダストを攻撃!」

「相打ち狙いっ!?」

 ブルーム・プリマとスターダストの攻撃力は同じ。しかし、柚子の手札は今取ったアクションカードを除き、一枚のみ。わざわざ自軍のモンスターを減らす真似はしない筈だ。なら、残る可能性は一つ。

「閃b竜 スターダストの効果発動!モンスター一体を対象に発動し、このターンに一度だけいかなる破壊からも守る!私が選ぶのはスターダスト!」

「アクションマジック『ハイダイブ』発動!プリマの攻撃力をターン終わりまで1000ポイントアップする!破壊はされなくてもダメージは通る!行って、プリマ!」


 魔法カードにより強化された一撃が私のドラゴンへと放たれる。しかし、衝突の寸前に張られたバリアによって直撃は免れる。だが、衝撃の余波に体を煽られ、落っことされそうになる。

 [優希]LP3300→2300

「ブルーム・プリマは一ターンに二度攻撃出来る!スターダストを攻撃!」


 プリマの周りを浮遊する蕾から光線が放たれ、スターダストを破壊する。このターン、スターダストが居なかったら全滅していたと思うとゾッとする。だが、柚子の手札は残り一枚のみ。確実にこちらが有利だ、と思っていた矢先柚子は最後の手札をデュエルディスクへと置いた。

「魔法カード『命削りの宝札』発動!私の手札が三枚になるようにドローする。私はハンドレス。よって、三枚ドローッ!!」

「ファッ!?」

ここにきて、ドローカード。これには驚かざるを得ない。これで柚子の手札は一枚から三枚へと増える。しかし、命削りの宝札には大量ドローと引き換えに重いデメリットがある。

「命削りの宝札を使用したターンの終わりまで、相手に与えるダメージは0になる」

しかし、すでに戦闘終了している今、そのデメリットは無いに等しい。他にも、特殊召喚不可とターンの終わりに手札を全て捨てなければならないといけないが……

「私はカード二枚を伏せ、ターンエンドよ。そして、ターンの終わりに命削りの宝札の効果で手札を墓地に送り、さらにハイダイブの効果が終了し、ブルーム・プリマの攻撃力は元に戻るわ」

ドローした三枚の内、モンスターは一枚だけだったらしく、一枚手札が墓地に送られる。同時にブルー
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