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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第30話 告白
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突然の告白にサキは呆然とし頭が追いつかなかったが、理解した瞬間顔を真っ赤にして隣にあったクッションに顔を埋めた。

「ずるいよ……そんなこと言うなんて……」

「いつかは伝えようと思ってたんだ」

「うぅ〜〜、私が先に言おうと思ったのに……なんで先に言っちゃうの〜!もう!カゲヤ君のバカーー!」

サキは後半叫びながらクッションでカゲヤを叩きまくる。

「ちょっ……落ち着け、サキ」

「む〜〜、そこまで言ったからには責任とってもらうからね!」

サキは叩くのを止めると立ち上がりカゲヤを指でビシッと指しながら言う。

「わ、わかった。それで、どうすればいいんだ?」

「そ、それは……その………」

カゲヤが聞くとサキはもごもごと口ごもりながら言う。

「えっと………わ、私と………」

「私と?」

「け……結婚……してください?」

「………なぜ疑問形なんだ?」

「だ、だって……告白とか初めてだから……恥ずかしくて………」

サキは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに言う。

「まったく………」

カゲヤはため息を吐くとウインドウを操作しながら立ち上がる。
そしてアイテムをオブジェクト化すると今にも頭から煙が出そうなほど顔を真っ赤にして俯いているサキに差し出す。

「……?これは?」

「開ければわかる」

サキは不思議がりながらカゲヤの手から小さな箱を受け取る。

こんな時になんだろう?

そう思いながらサキは箱を開け、そして、箱の中身を見て驚愕した。

「!?……カゲヤ君……これって……」

小さな箱の中には水色の宝石が埋め込まれた指輪が入っていた。

「告白する時に渡そうと思ってたんだ………結婚しよう、サキ」

「!!…うん!!」

サキは満面の笑みで返事をすると、カゲヤに向かって飛びつき思い切り抱きついた。

「何時も言っているだろう。いきなり飛びつくなと……次は受け止めないからな」

「この前も同じこと言ってたよ?」

「はぁ……まったく……」

「もう、素直じゃないなぁカゲヤ君は。本当は嬉しいくせに」

「………まぁ、悪い気はしないな」

「ふふ、じゃあこれからも飛びついちゃおうかな♪」

「程々にな」

「うん」













その後カゲヤとサキは正式に(と言ってもシステム上でだが)結婚した。
家はサキがずっと住んでいた22層の家になり、カゲヤが引っ越すという形になった。


そしてここからは後日談というか読者の皆様は薄々気付いていると思うが一応話しておこう。
あれから数日後にカゲヤとサキの家の隣の家に結婚したキリトとアスナが引っ越してきた。
そして
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