二説目…
KNOCKIN ' ON HEAVEN 'S DOOR
5話
[8]前話 [2]次話
焔纏う七尺五寸。
その圧は凄まじいばかり。
刹那の気も抜く事の赦されぬ…この殺り獲り。
懐かしき師と交えた時と重ね、我の内も猛り候。
刃を散らす度、焔は刀を伝い…
風が大剣を晒す…
ただいま。
ほう、夢中になっているのう。
記述は終わりだと?
続きが気になるのか。
まあ、よい。
私が代わりに話そう。
その異界の者は何処にも行っておらぬ。
友の為に、神々と戦い続けたのだ。
ん?
まだ先の戦争が始まったようには書かれておらぬと?
開戦と決めたのは、どこかの王。
その前から始まっている国はいくらでもあった。
神々は、そんな事を気にも止めぬわ。
人間界が刃向かった時点で、開戦じゃ。
主も理解したいなら、人間主体の考えは捨てる事じゃの。
お前か!
腕の立つ侍ってのは!
一つ聞かせろ。
侍は、強えのか?
ほう。
この異界にも、一つ越えた者がおるか。
魔刀よ。
主も、あの炎剣をのう…
知っておるか?
刀と言うのは、どんな見習いが伐とうが魂が籠る。
名の付いておる刀などは、神掛かりじゃ。
三日三晩、百八日、千日。
全て人間界の技なのじゃ。
よって何物にも変化する。
神刀、魔刀、妖刀。
その中にも、さらに細かく区分されておる。
その侍の刀は、魔刀じゃった…
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ