26話 アクシズ、起つ 2.10
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ランバ・ラルと連絡を取ろうと試みていた。
「ラルさん!応答願います」
「・・・zz・・・ああ、ラルだ!ハマーン済まん。出し抜かれた。すぐ向かう!」
ランバ・ラルはジュドーとの戦闘でジュドーを見失っていた。ジュドーは直感で味方の危機を察知し、ランバ・ラルとの戦闘を一方的に切り上げて、ハマーンのいる戦場へ移動していた。と言っても目と鼻の先であるが。
その直感がプルツーとエルを救っていた。
ジュドーは徐々にハマーンのキュベレイに肉薄していった。ハマーンはジュドーの実力に若干の分の悪さを感じていた。
「(こいつは強いな)」
そうハマーンは感じた。ジュドーはハマーンへの攻撃途中で、後背よりガトーが攻撃を加えてきた。
「このガンダムが!」
ジュドーはその攻撃を後ろに目が付いているかの如く、あっさり避け切り、代わりに出力を絞ったハイメガキャノンをノイエ・ジールの直近で食らわせた。
「なっ!・・・うぐっ・・・」
ガトーはコックピット内の強烈な揺れにより、一瞬気が飛んでいった。
ノイエ・ジールは全身焼け爛れた損傷を被り、ゆらっと後方へ流れていった。
後方に流れていったガトーと交代したかのように、ランバ・ラルのリゲルグがジュドーに目がけて突進してきた。
「これ以上はやらせん!」
ランバ・ラルはジュドーにビームサーベルを浴びせた。ジュドーはビームサーベルでそれを受けた。
「またおっさんか!」
「ああそうだ!若造よ。お前に大義名分などあるのか!」
「そんなの真の平和を目指すオレ達にはナンセンスだよ」
ランバ・ラルは高らかに笑った。ジュドーの答えに納得していた。
「そうだな。大人の言うことなど、大抵屁理屈だ。そんな大人だが、お前らのようなヒヨっこよりはましな世界を現実的に見据えているよ」
「それはオレ達は飲むわけにはいかないんだよ」
ジュドーは今度は競り合いに勝ち、リゲルグを後方に下がらせた。
すると、今度はハマーンがジュドーに直接仕掛けてきた。
「隙ありだガンダム!」
ハマーンの一撃はジュドーのZZの肩部の一部を切り裂き、片腕が損傷して動かなくなった。
ジュドーは接近してきたキュベレイに攻撃を受けた直後に足でキュベレイの腹を蹴り飛ばしていた。
「う、うわーっ」
ハマーンは叫び上げて、コックピット内の振動に耐えた。
ハマーンのキュベレイが飛んでいくのを見てから、ジュドーは脇見をして、ニヤッと笑った。
エルとプルツーが既にビーチャとプルを回収し、この空域を離脱しつつあった。
ジュドーもランバ・ラルがハマーンの傍に寄るのを見ては距離を取り、一気にこの空域より離脱していいった。
ハマーンが軽い脳震盪から脱して、目の前のモニタ
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