26話 アクシズ、起つ 2.10
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「むっ!オレのフィールドを突破してくる敵とはやるな!」
「フフ・・・オールドタイプでも、精神の勉強を怠らなければ、無我の境地に至れるという話だ」
「おっさん、古武術の心得でもあるのか?」
「いや、お前らを研究してきたものからの対応術さ。サイコフレームは精神論での機構だ。条件とタイミングでお前たちに攻撃は通る」
ランバ・ラルはリゲルグのスラスター出力で競り合いに勝ち、ジュドーを後方へ吹き飛ばした。
ジュドーは飛ばされた振動に耐えていた。
「っぐぐぐ・・・やるな、おっさん」
ジュドーが体勢を立て直している間にガトーが攻撃を仕掛けてきた。
その攻撃にエルとプルツーが応戦した。
「簡単に取らせないよ」
「お前らにビーチャ、プルは渡せない」
プルツーはファンネルで、エルもマザーファンネルをノイエ・ジールに向けて攻撃した。しかし、ビームは全てI・フィールドにより無効化された。
「フン、笑止!ノイエ・ジールに効く訳がない」
ガトーは大振りでビームサーベルをエルのゲーマルクに振り下ろした。エルもビームサーベルを取り出し、それを受け止めようとしたが出力差に大きな違いがあった。
「何・・・コレ!デカい過ぎるよ」
接近してきてから気が付いたノイエ・ジールのスケールにエルは驚愕し、反射的に後方へ避けた。
しかし、避け切れなかった機体のビームサーベルで受けた腕がノイエ・ジールの一撃で持ってかれていた。
「うわあ・・・っつ・・・私のサイコ・フィールドを無視するような出力の攻撃!」
ゲーマルクもサイコフレーム仕様でエルもニュータイプだった。しかし、ガトーの攻撃の出力がエルのサイコ・フィールドの力場をねじ伏せる攻撃力だった。
「ほう、避け切ったか。やるではないか」
ガトーはエルの反射神経を褒めた。プルツーがガトーの背後より、ビームサーベルで攻撃してきた。
「このデカブツ!これでもらったーっ!」
絶妙なタイミングでのプルツーの攻撃はハマーンの横槍によって阻止された。プルツーの側面からハマーンはビームサーベルで攻撃してきた。
プルツーは直感でキュベレイの右腕を犠牲にして、横に急速旋回して難を逃れた。
ハマーンは「おしかった」と言った直後、プルツーと入れ違いでジュドーがハマーンの目前にサーベルを抜いて迫ってきた。
「なんだと・・・」
ハマーンは驚愕して、ジュドーの攻撃に応対した。ハマーンはファンネルを使いながらジュドーの前進を阻んだが、ジュドーは迫りくるハマーンのファンネルをサーベルで撃ち落とし、その数を減らしていった。
「私のファンネルが撃墜されている。ラルさんは?」
ハマーンはジュドーがランバ・ラルと戦っていたことを思い出した。戦いながら
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