26話 アクシズ、起つ 2.10
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供を殺す趣味は無いからな。行くぞガトー!」
「ああ。承知したラルさん」
ガトーはクローアームでドーベン・ウルフの足を?ぎ取り、体勢を崩したところにランバ・ラルが残りの腕をビームサーベルで綺麗に切り取った。
その攻撃でビーチャと距離が開いたプルにハマーンがファンネルで誘爆しないようにプルのスラスターを破壊し、同じくビーチャもそのように措置をした。
「素直にはいかなかったが、投降してもらう」
ハマーンがそうビーチャたちに宣告したとき、側面より無数のビームが襲来した。
ハマーン、ガトー、ランバ・ラル共にすぐ回避行動を取り、散開した。
ランバ・ラルが索敵モニターを見た。すると3機のモビルスーツがすぐ傍まで来ていた。
「敵に更なる援軍だ。どうするハマーン」
ランバ・ラルがハマーンに確認した。ハマーンは敵の出方を見ると即断した。
「敵が救助に来たことは明らかです。こちらとて彼らを鹵獲したい。むやみな取引はしない。仮に敵が容赦ない場合はこちらが一撃で葬られる恐れがある。距離を保ち、牽制しましょう」
「了解だ」
ガトーはハマーンの指示通り、襲来した3機の敵に向かい威嚇射撃を行った。
もちろん距離がある、そして狙いを定めた訳でもないので当たることはない。
ビーチャの応援にやって来たのはジュドーのZZとエルのゲーマルク、そしてプルツーの赤いキュベレイだった。
「ビーチャ!生きているか!」
「ジュドー!ああ、生きてるぞ!」
ビーチャの声を聞いたジュドーは胸を撫で下ろし、すぐ目の前の敵と対峙した。
ジュドーは意識を目前の敵に向けて、放った。そのプレッシャーに3人ともたじろいだ。
「何という・・・抑圧・・・」
ガトーが歯に力を入れて、ジュドーの圧力に耐えていた。
ランバ・ラルはスーッと深呼吸をして、自身に喝を入れ、ジュドーに目がけて一太刀を浴びせに襲い掛かった。
「そのガンダムの性能、測らせてもらう!」
ランバ・ラルはジュドーの乗るZZの顔がガンダムの作りから、そう口にしていた。
ジュドーの頭上より振り下ろされたビームサーベルはジュドーのサイコ・フィールドの境界ではじかれた。
その斥力にランバ・ラルのリゲルグはよろめき、ジュドーは自身のビームサーベルでランバ・ラルのリゲルグの胴を打ち抜こうとした。
しかし、ランバ・ラルはスラスターを使い、重心軸を反時計回りに回転させて、その打ち抜きを空かした。その後、リゲルグのビームサーベルの出力を最大に上げて、ジュドーに再び振り下ろした。
すると、ジュドーはビームサーベルで受けた。
互いにサーベルが鍔迫り合いしている間、両者の声のやり取りができた。
「ふう・・・ニュータイプとやらは戦うに難儀する」
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