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逆襲のアムロ
26話 アクシズ、起つ 2.10
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の状態だった。
ビーチャがプルに声を掛ける。

「大丈夫か!帰ってこないから心配したぞ」

「ビーチャ、余りにも目立ち過ぎだよ。そんなんじゃすぐ見つかってしまう」

「それって奴にか?」

ビーチャがそう呟くや否や、白いキュベレイのファンネル攻撃がビーチャとプルに降り注いできた。
プルも残りのファンネルで応戦したが、数と精度によって圧倒された。

ビーチャも有線式インコムでの応戦を試みたが、全くかすりもしない。

「こいつはヤバい!引くぞ、プル」

「できるならやっているよ!」

そう、プルの言う通り。キュベレイのファンネル攻撃とその機体の動きが逃げる方向へ回り込まれては
退路を断たれていた。

ビーチャの機体がキュベレイからの攻撃を喰らい、大きく揺れた。

「グワッ・・・っつ・・痛っ・・・成程な・・・」

「ビーチャ!」

「ああ・・・逃げられそうにない」

ビーチャは死を覚悟した。キュベレイと真向から勝負して撃破し、退却する。
それしか道がないと考えた。

ビーチャはビームサーベルを構えると、白いキュベレイも同じく構えた。
その時、プルが背後に気配を感じ、ビーチャに伝えた。

「ビーチャ・・・終わりだよ・・・」

プルの震える声にビーチャが後ろも確認した。
すると、ノイエ・ジールと青いリゲルグが1体ずつビーチャたちを挟むように鎮座していた。

「万事休すか・・・」

それでもビーチャは構えを解かなかった。戦意が残っているビーチャに白いキュベレイから
発光型のオープンチャンネル回線で声のみで降伏を勧告してきた。

「そこのモビルスーツ。既に勝ち目は無い事は承知なはずだ。武装を解いて、素直に投降してもらいたい」

その声は若い女性の声だった。とても柔らかく優しい声だ。ビーチャはそう感じた。
ビーチャはグレミー、ジュドー等を思い浮かべ、心の中で謝罪した。

「(済まない・・・オレはここまでのようだ・・・)」

ビーチャは覚悟を決め、プルに伝えた。

「プル!お前は降伏しろ。オレは最期まで戦う!」

ビーチャの告白にプルが怒りに震えた。

「何バカ言ってんの!ビーチャだけ死なせる訳にはいかないよ!2人で戦うよ!」

「フッ・・・お前も意外にバカだったんだな・・・」

「なっ・・・ビーチャに言われたくない!」

こうして2人とも決意を固め、白いキュベレイに同じ回線で回答した。

「と、言うことだ。このまま戦闘を続けさせてもらう」

白いキュベレイは少し間を置き、「承知した」と一言の後、ノイエ・ジールとリゲルグと合わせて
挟み撃ちを仕掛けてきた。

「ラルさん、ガトー少佐!この子達を無力化します」

「分かったハマーン。子
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