26話 アクシズ、起つ 2.10
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ャは声を掛けた。
「おーい!オレのドーベン・ウルフは整備大丈夫か?」
声を掛けられたメカニックは一言「問題ない。いつでも」とビーチャへ返した。
すると、ビーチャはドーベン・ウルフに乗り込み、艦橋に発信許可を求めてきた。
オペレーターよりグレミーに進言してきた。グレミーはため息を付いて、「ジュドーに任せる」と言った。ジュドーは先の斥候で出撃していたプルの帰投が若干遅いことをグレミーに伝えた。
「なあグレミー。プルの奴遅くないか?」
「ん?そうだな・・・ゼナ派のアクシズ防衛ラインを確認するだけだったのだが・・・」
「じゃあ、尚更ビーチャに見に行ってもらうことにしよう」
「・・・成程」
グレミーはジュドーの直感を論理的に理解をした。
プルの戻りの遅さとビーチャの猪突猛進。敵の布陣とプルの行方を一挙両得で派手に分かる可能性を見出していた。
発信許可を得たビーチャは得意げに操縦桿を握り、クワンバンより出撃していった。
ジュドーはモニターでそれを見届けると、自身もモビルスーツ内で緊急体制を取るとグレミーに具申した。
「グレミー。念のため、オレもZZ(ダブルゼータ)の中で待ってるよ」
グレミーはジュドーの意見を了承し、ジュドーは艦橋より退出していった。
一方のビーチャは予測地点である両派閥の軍事境界線のデブリ地帯に付いていた。
モニターのサイコ・フレームによる干渉波と熱源測定を使い、周囲を隈なく探していた。
サイコ・フレームの干渉波の測定はミノフスキー粒子の濃度に問わないサイコミュ搭載機体の発見に役立っていた。
ビーチャの手元には多くのサイコミュ反応が示されていた。小さな反応が多い。
「・・・これは。遠隔型のサイコミュの反応・・・。プルか」
ビーチャがそう呟くとその反応あった方向へ機体を進めていった。
すると、ビーチャに目がけて無数のビームが全方位より飛んできていた。
「!!・・・なんだと!」
ビーチャは夢中で避け、至る箇所が損傷した。一番酷い所だと片腕が無くなっていた。
たかが一撃でとビーチャが驚いていた。その攻撃の正体がファンネルだと気付いたのは、
目前に現れた白いキュベレイだったからだ。
「・・・白いキュベレイ・・・。プルのとは違う・・・」
ビーチャは白いキュベレイから発せられるプレッシャーに金縛りにあった。
「な・・・何故動けない・・・」
キュベレイはビーチャに目がけてビームサーベルで真正面から切りつけてきた。
ビーチャがやられると思ったその時、ビーチャの脇から紫のキュベレイがビーチャに体当たりをして、
キュベレイの攻撃から逃れた。
「ビーチャ!」
「プルか!」
紫のキュベレイも両腕が無く、満身創痍
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