暁 〜小説投稿サイト〜
天才小学生と真選組の方々。
夜兎との再会、コナン君の正体
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ゃんたちは何も言ってないよね?」
きたこの質問。私は総悟に視線を送る。総悟が頷く。
私は振り返って言う。「あなたが高校二年生だからよ、江戸川コナン君こと工藤新一君?」
3人の顔が強張る。明らかに警戒した表情を浮かべている。
「何で知ってるの?って顔してるけど、理由は単純。私たちを描いた漫画がこちらの世界にはあった。つまり?」
「俺たちを描いた漫画が、そっちの世界にもあるって事やな…」
そういった平次君に、私は頷いた。
「…他に知ってる人は?」コナン君が厳しい表情で聞く。
「私と総悟だけ!大丈夫よ!」
「絶対に誰にもバラしやせんから、安心してくだせぇ。」
と言った直後。
「なるほどなぁ…だから高校二年生ってか?」
後ろから聞こえた声。
嫌な予感がしながら、私たちは後ろにゆっくり振り返る。
そこには瞳孔の開いた土方さん。
「あ、土方さん。せっかく今俺と恋奈しか知らないってことを証明したばっかなのに、信用を失っちまうじゃないですかぃ。」
「本当よねー。土方さんってKYだわ〜、マジ。」
「今はそれどころじゃねーだろ!」
「ってことで、土方さんも知っちゃったけど、この人こう見えて口硬いタイプだから、安心して!秘密はこの3人に留めるから!」
私がそう言うと、3人は少し警戒した表情を浮かべて、頷いた。
「コナン君?行くよー!」
「はーい!」外から蘭ちゃんの声が聞こえて、コナン君が答える。
それと同時に私たちはファミレスを出た。

2人目の殺害現場に着くと、そこは古びたアパートだった。
大家さんの許可を得て、殺害現場の屋上に行くと、先ほどと同じ、何の変哲もなさそうな屋上だったが、血の跡が痛々しく残っていた。
私たちは捜査を始めた。
30分ほど経ったが、警察と同じようなことをしただけで、目新しい発見は何もなかった。
「じゃあ、次の現場行くか」
近藤さんがそう言って、みんなが動き出そうとしたその時、上から赤い傘が降ってきた。私の背丈ほどありそうな大きい傘だ。
これは誰も声をあげなくても、夜兎が襲ってきたことはわかった。突発的にコナン君たちの前に壁を作る。
夜兎族がここにきたということは…阿伏兎たちもいる。
緊張しながら次の奇襲に備えていると、上から神威、阿伏兎、高杉、また子、万斉、それと夜兎が5人ほど降ってきた。
「久しぶり!」神威くんが笑顔で言う。「最後に戦ったの、いつだっけ?こっちに引っ越したから、もう二度と会うことはないと思ってたんだけどなぁ。」
「まさか異世界(こっち)まで付いてくるとはな」高杉が煙管をふかしながら言う。「金魚のフンみたいな連中だな」
「俺たちも来たくてこっちに来たわけじゃねぇよ」旦那が投げやりに言う。「トリップ装置のせいだよ。まさかお前らの見つけた新しい世界がこっちだったとはな」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ