第34話 フェリア帰郷
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迎えに行くっスよ!!」
「えっ!?でもウーノ姉に怒られないかな?」
「いや、行こう」
「チンク姉の言う通りだ。あんな奴でも私達の家族だしな」
ノーヴェの言葉に3人は頷いた。
「それじゃあ、レッツゴーっス!!」
ウェンディの掛け声で4人はスカリエッティのラボへ向かった………
「着いたっス〜!」
4人は今、スカリエッティの部屋の前にいる。
「さてそれじゃあ………」
「入るっスよ〜!」
「「「ちょ!?」」」
勝手に中に入っていく末っ子の行動に慌てる姉達。
だが…………
「どうしたんだいウェンディ?」
「お腹でもすいた?クッキー食べる?」
スカリエッティとウーノの反応は普通だった。
「あっ、食べるっス。………って違うっス!!レイ兄はどこっスか!?」
キョロキョロと周りを見て探すウェンディ。
だが零治の姿は見当たらない。
「まさか、ドクター!!男の体まで興味を持ち始めたのじゃないんスか!?」
「んなわけあるか!!」
後ろからウェンディの頭にチョップを食らわせる。
「痛い〜!!ってレイ兄、無事だったんっスね!?」
そう言って飛びつくウェンディ。
だが、零治はそれを避けた。
「あぐっ!?」
「うわっ、痛そう………」
「避けることはないんじゃないか………?」
「何されるか分かったもんじゃないからな。それとノーヴェ久しぶり」
「お、おう………」
フェリアの後ろから返事をするノーヴェ。
っていうか隠れるなよ。
「フフッ、ノーヴェも嬉しそうですね」
「そうですか、俺にはそう見えないんですけど………」
「私のカンはよく当たるのよ」
「本当ですか?ウーノさん」
「どうかしらね」
「どっちなんスか………」
「あれ、なんかフレンドリーじゃない?」
「そうだな。零治、一体何があった?」
「えっ!?別になんにもなかったんだけど………」
取り敢えず、話した内容を簡単に話した。
「零治が黒の亡霊だったとは………」
「あの時に言ってくれればよかったのに………」
「私達は正直に話したのに、零治は嘘ついてたんだな………」
「最低っス、見損なったっス………」
ジト目で見られる俺。
まぁ隠してたのは悪いと思うけどさ………
「まさか、完璧に気づかれるとは俺も思ってなかったんだよ………」
そう言いながらスカリエッティを見る零治。
「まぁいいじゃないか、こうして話せて面白かったよ」
「まぁ俺も楽しかったけどさ………」
「もうすっかり仲良しっスね」
意外と話があって俺も驚いてるけどな。
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