暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第34話 フェリア帰郷
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る事。

欠点には気がついてないが、どのような能力かは当たっている。

流石だな………

「で、私の推測はどうだい?」
「……………正解だよ。全く恐れ入った。流石はスカリエッティと言ったところか。…………で俺をどうするんだ?もうお前の目的の黒の亡霊は目の前にいるんだぜ」

諦めた訳じゃないが、これ以上誤魔化せないだろう。
だったらいっそ……………

「俺には待ってる家族もいるんだ。悪いが抵抗させてもらうぞ。ラグナル!!」

『久々の登場!いつでもOKですよ!!』

ラグナルもやる気満々だな。
フェリアやセインたちには悪いが、敵対するぞ!!

「落ち着いてくれ、もう君に手を出すつもりは無いよ」

スカリエッティはデバイスを出した俺に、慌てず答える。

「何故だ…………?」
「セイン達から聞いたのさ。君たちはセイン達を戦闘機人と知りながら家族だと言ってくれた。私はそんな君に興味を持ったのだよ。それで一度ゆっくり話してみたいと思っていたのさ」

コーヒーを手に取り、そう言ったスカリエッティ。

「お前が………!?」
「私としても不思議でね、何故こんな風に思うようになったのかと………」

昔の自分を思い出しているのか、上を見ながら答えた。

「今は娘達の変わりようを見ていた方がとても楽しいのさ。そうだ、聞いてくれ!この前セインが私にクッキーを焼いてくれたんだ!!味はしょっぱかったけど、あの嬉しさは今までに味わったことのないものだった!!」

いきなり力説し始めるスカリエッティに俺も戸惑う。
キャラ違くないか?

「他にもクアットロが周りの娘たちとうまくなじめてないんだ、せっかく大きな大浴場を作ったのにクアットロだけ入らないし………年頃の娘は難しくてね………」

いや、あんたが皆女の子にしたのがいけないんだろ。

「それは私も悩んでいることなんです」

入口で聞いていたウーノが話に加わってくる。
わざわざ自分の椅子を用意して…………

「服も着ないでいつまでもあのボディスーツを着ていますし………言ってもきかないんです………」

なんか相談会になってる気が…………
その後も俺は二人から色々と愚痴を聞く羽目になった………

『また私は空気なんですね…………デバイスいらないんじゃないですか?』







「遅い………」

ドクターの部屋に行ってから2時間は経っていると思う。

「チンク姉………」

「ああ、少し遅すぎるな」

「大丈夫っスよ、案外ドクターと話が盛り上がってるんじゃないんスか?」

「それはねぇだろ………」

ノーヴェの言葉にウェンディ以外の2人が頷く。

「分からないっスよ〜。そうだ!!せっかくだからみんなで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ