第34話 フェリア帰郷
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る事。
欠点には気がついてないが、どのような能力かは当たっている。
流石だな………
「で、私の推測はどうだい?」
「……………正解だよ。全く恐れ入った。流石はスカリエッティと言ったところか。…………で俺をどうするんだ?もうお前の目的の黒の亡霊は目の前にいるんだぜ」
諦めた訳じゃないが、これ以上誤魔化せないだろう。
だったらいっそ……………
「俺には待ってる家族もいるんだ。悪いが抵抗させてもらうぞ。ラグナル!!」
『久々の登場!いつでもOKですよ!!』
ラグナルもやる気満々だな。
フェリアやセインたちには悪いが、敵対するぞ!!
「落ち着いてくれ、もう君に手を出すつもりは無いよ」
スカリエッティはデバイスを出した俺に、慌てず答える。
「何故だ…………?」
「セイン達から聞いたのさ。君たちはセイン達を戦闘機人と知りながら家族だと言ってくれた。私はそんな君に興味を持ったのだよ。それで一度ゆっくり話してみたいと思っていたのさ」
コーヒーを手に取り、そう言ったスカリエッティ。
「お前が………!?」
「私としても不思議でね、何故こんな風に思うようになったのかと………」
昔の自分を思い出しているのか、上を見ながら答えた。
「今は娘達の変わりようを見ていた方がとても楽しいのさ。そうだ、聞いてくれ!この前セインが私にクッキーを焼いてくれたんだ!!味はしょっぱかったけど、あの嬉しさは今までに味わったことのないものだった!!」
いきなり力説し始めるスカリエッティに俺も戸惑う。
キャラ違くないか?
「他にもクアットロが周りの娘たちとうまくなじめてないんだ、せっかく大きな大浴場を作ったのにクアットロだけ入らないし………年頃の娘は難しくてね………」
いや、あんたが皆女の子にしたのがいけないんだろ。
「それは私も悩んでいることなんです」
入口で聞いていたウーノが話に加わってくる。
わざわざ自分の椅子を用意して…………
「服も着ないでいつまでもあのボディスーツを着ていますし………言ってもきかないんです………」
なんか相談会になってる気が…………
その後も俺は二人から色々と愚痴を聞く羽目になった………
『また私は空気なんですね…………デバイスいらないんじゃないですか?』
「遅い………」
ドクターの部屋に行ってから2時間は経っていると思う。
「チンク姉………」
「ああ、少し遅すぎるな」
「大丈夫っスよ、案外ドクターと話が盛り上がってるんじゃないんスか?」
「それはねぇだろ………」
ノーヴェの言葉にウェンディ以外の2人が頷く。
「分からないっスよ〜。そうだ!!せっかくだからみんなで
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