マブラヴ
1220話
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も既に掃討戦に入っているから、心配しなくてもいいわ。被害はゼロだって話よ』
短く言葉を交わして通信を切り、俺の方へと付いてきているシャドウへ通信を繋げる。
「これからBETAの掃討戦を行う。システムXNで地上に出るから、お前はBETAの数を減らすのを優先するように」
『了解しました』
「よし、じゃあ始める。システムXN、起動。転移座標入力……OK。転移フィールド生成開始」
システムXNを操作し、光の繭がニーズヘッグとシャドウを包み込む。
ムウとか修羅とかの事が一瞬脳裏を過ぎったが、既にBETAの掃討戦に移っているというのはマリューから聞いているから、特に問題はないだろう。
「転移」
その言葉と共に、ニーズヘッグとシャドウはハイヴの外へと姿を現す。
こうして見る限りだと、既にハイヴ周辺での戦闘は終わりに近づいている。
まだ完全に終わりになっていないのは、やっぱりマーズゼロが広いからだろう。
それだけハイヴ内に多くのBETAがいて、反応炉が消滅したと分かっていても外に出るのに時間が掛かってるといった具合に。
そうしてハイヴのゲートから出てくるBETAを集中して仕留めているのは、マブラヴ世界からの援軍である崇継、恭子とそれぞれの護衛、後はA-01部隊の連中だ。
勿論それだけって訳じゃなく、ネギま世界の援軍でもある魔法使いや、修羅も色々といる。いや、数的には修羅が一番多いか?
それでも一番目立っているのは、当然のようにニヴルヘイムだ。
戦力的にはこんな場所にいないで最前線で戦っているべき機動要塞だが、何しろ、ここにはマブラヴ世界からのお客さんがいるしな。
もし何かあったらすぐに回収出来るように、残っているんだろう。
それに、ハイヴから出てくるBETAの数も多いから、砲門を多数持っているニヴルヘイムはこの場に相応しい存在と言える。
ニヴルヘイム以外のシャドウミラーの機体で多いのは、空を飛べずに地上を移動するしかないイルメヤ。
……ああ、なるほど。こうして見ると、空を飛べないのがここに残っている訳だ。
逆にメギロートやシャドウといった空を飛べる機体は機動力が高いので離れた場所にいるBETAを倒す為に出撃している訳だ。
修羅の中でも空を飛べる機体とかな。
「お前はこの辺で適当にBETAを狩ってろ」
『了解しました』
量産型Wの返事を聞き、俺はそのままニーズヘッグを空中へと浮かび上がらせる。
シャドウも空を飛べる以上、一緒に行こうと思えば問題なく行動を共に出来るんだが、それでもこっちにも空を飛べる機体が残っていた方がいいのは事実だ。
その場にシャドウを残し、BETAや味方機の反応がある方へと向かって飛んでいく。
途中、地上を移動しているBETAの集団を
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