マブラヴ
1220話
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吹作戦の方を優先しなきゃな。
続けて台座の部分も収納し、ニーズヘッグへと戻る。
「コーネリア、マリュー、反応炉の確保を完了したぞ。他の場所ではどうなっている?」
『こちらは既にBETAが逃げ出し始めている。現在は追撃して、少しでも数を減らしている状態だ。アクセルも反応炉の確保が終わったのなら、こっちに来て手伝ってくれると助かる。対多数用の攻撃でニーズヘッグに勝る機体はないからな』
『シロガネの方もハイヴ内を順調に侵攻中。派遣兵団の方はBETAの姿に最初は少し驚いて混乱した人もいたみたいだけど、今はもう問題なく攻略を進める事が出来ているわ』
「どっちも順調か。……マーズゼロのアトリエはどうなった?」
『そっちはまだ見つかっていないわ。まぁ、この広さなんだから、しょうがないでしょうけど。特にマーズゼロに突入してから門級の場所に到着するまでそんなに時間が掛からなかったし』
「そうか? 俺としてはかなり長時間ハイヴの中を彷徨ってたんだけどな」
マリューの言葉に、不満を滲ませて呟く。
実際、俺がハイヴに突入してから門級のある場所に到着するまでは1時間程度では足りない。恐らく3時間……もしかしたら4時間くらい経っていてもおかしくはない。
『あのね、確かに普通に考えてそのくらいの時間は掛かってるのかもしれないけど、よく考えてよ。フェイズ9のハイヴよ? それにマーズゼロ周辺のハイヴを攻略しにいったシロガネと派遣兵団はまだメインホールに到着してないの。そんな中でアクセルの攻略速度がどれだけ早いと思ってるのよ』
呆れたように呟くマリューだったが、そこにコーネリアが言葉を挟んでくる。
『2人共、取りあえず今はその辺にしておけ。それよりもBETAの追撃をする方が先だ。今のうちに少しでも数を減らしておけば、それが後に私達の楽になるのだぞ』
『分かったわよ。とにかく、いい? フェイズ9という未知のハイヴを攻略したのは十分過ぎる程なんだから、今はコーネリアの言う通り、BETAの数を減らすのを最優先にしてちょうだい』
「了解」
どこか呆れたように告げてくるマリューに言葉を返し、ニーズヘッグを空中へと浮かせる。
「じゃ、BETAの追撃でもするか」
『そうしてちょうだい』
『頼むぞ』
「それで、このままハイヴの中を逆走してBETAの数を減らしていくのと、システムXNで一気に地上に出て他のハイヴに撤退しているBETAを倒すのは、どっちの方がいい?」
『それは後者だろう』
『そうね。ハイヴの中での戦闘だと、ニーズヘッグの強みは生かし切れないし』
「分かった。じゃあ、そういう事で」
『ただし、追撃とは言ってもあまりハイヴの近くまでは行くなよ。他のハイヴを無駄に刺激したくはない』
『ああ、それと門級で戦っていたムウ達
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