大和
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隠しに、姿が見えなくなった提督に悪態をつく。
それを龍田と扶桑、山城に見られていて、からかわれたのは完全に余談である。
「見つけました!!」
偵察機『彩雲』を飛ばした赤城が鋭い声を発する。
いつもののほほんとした様子は一切見えない。
「こちら天龍。敵さんのお出ましだ!交戦を開始する!!」
「こちら暁。敵の駆逐艦は私たちに任せて!!」
接敵と同時に交戦を開始する。
「ビッグ7の力をなめるな!!」
長門が砲門を開き、敵の戦艦に大きな被害を与える。
それに続いて、扶桑、山城、金剛などと言った戦艦も砲門を開いて先行している軽巡、駆逐艦娘を援護し始める。
正規空母、軽空母、水上機母艦が搭載する艦攻、艦爆、艦戦を出撃させ、敵戦力に打撃を与える。
所々で大きな爆発が見えるのは、潜水艦の伊168と58、19の姉妹が敵にダメージを与えているのだろう。
重巡組は軽巡、駆逐組が取りこぼした敵を確実にたたいていた。
全ては順調に思えた。
「提督、五十鈴との連絡が取れません!!」
「なに!近くにいた奴は!!?」
「近く…、と言うと川内です!」
「今すぐ連絡しろ!『五十鈴に異状あり、今すぐ確認されたし』と!!」
「了解!!」
雲行きが怪しくなり始めた。
五十鈴との連絡が取れなくなった。
「川内からの連絡です!『五十鈴、轟沈せり』、繰り返します。『五十鈴、轟沈せり』!」
衝撃の事実だった。
さらに悪い事は続く。
「第六駆逐隊との連絡途絶!さらには愛宕との連絡も途絶!!」
被害が増えていく。
「赤城、加賀。偵察機を飛ばして、あちらを見てくれないか?」
「「諒解!」」
赤城と加賀が偵察機を飛ばし、暁たちが沈んだ箇所を偵察させ、提督は一旦現在交戦中の艦娘たちに後退を命じた。
その援護に私を含めた後方の戦艦組が後退を援護する。
「くそっ!何人やられた!」
「はい、暁型が全員と愛宕、五十鈴、球磨、阿武隈、北上、大井の10人になります」
「撤退するべきなのだろうな…」
「…悔しいですが、撤退しましょう…」
そう言うと提督は撤退の指示を出す。
その時、警報が鳴った。
「て、敵です!総数、50を超えています!!?」
「くっ、縄張りを侵したものを撃滅する気だな…。仕方がない、疲れているところ悪いが、簡易的な補給が終わったものは出撃しろ。敵がこちらを追いかけてきている」
その言葉を聞いた、私
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