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魔界転生(幕末編)
第37話 激闘(後編)
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高杉はかわされたと同時に後方へと一回転していた。それと同時に土方の顎目掛けて蹴り技を繰り出していたのだった。
「うぉ!!」
土方もさることながら間一髪でその蹴り技を紙一重でかわした。
びゅっという風切音が土方の耳に残る。頬に切り傷を負い、血が流れているのを感じた。
高杉は後方回転の着地と同時に走り込み、自らの間合いへと入った。今度は、土方が防戦する側になった。
素早い突きと蹴りを必死に紙一重でかわし、当たりそうなものは刀のつかでかわした。
(こいつ、まだ本気じゃない)
土方はそう感じていた。なぜなら、本気なら刀のつかでかわせるものじゃないからだ。
徐々に追い詰められ大木を背にする恰好に土方はなってしまっていた。
(まさに天才!!)
土方の脳裏に高杉の通り名「喧嘩屋・高杉」が浮かんだ。

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