103章 信也たち、ゲス乙女のことや、男女のことを語り合う
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る。
「そうだよね。愛する女性を幸せにしたいっていうのは、男としての夢の1つであるわけですよ。あっはは」
竜太郎も、そう言って、陽気に笑った。竜太郎は、1982年11月5日生まれ、
33歳ながら、外食産業最大手エタナールの副社長で、最高情報責任者、CIOだ。
「わたしも、詩織ちゃんも、竜さんやしんちゃんに、好きな相手だからって、すぐに、
結婚を迫ったりするような野暮な女の子じゃないですよ。ね、詩織ちゃん」
「うん、そうね、奈緒美ちゃん。結婚することって、愛があればいいとか、
そんな、簡単なことではないと、わたしも姉とよく話しているのよ。
女性は、結婚に、平和な家庭の夢を見るけど。
男性は、仕事や遊びに、夢を見たりするしね。
男女では、考え方や夢が、どこか相反しているのかもしれないわよね。ねえ、しんちゃん」
「詩織ちゃんも、奈緒美ちゃんも、男心を理解してくれるから、
素晴らしい女性なんですよ。それにはいつも感謝しています、あっははは。
おれは、男性も女性も、夢を追いかけたり、毎日を楽しむことが、
まずは1番に大切だと思いますよ。その延長線上に、この人となら一緒に暮らしたいとかの、
結婚とかもあるんだと思いますけどね。ねえ、竜さん」
「うん、男女の関係って、そんな感じかな。
相反する考えや夢があるから、その相互理解から、良質な男女関係も成立するんだろうね。
そして、お互いに楽しくやっていって、その先に、結婚があるのかな。
でも、結婚って、決して、人生のゴールじゃないし、
人生の新たなスタートのようにおれは感じるけどね。
だから、かなりな決心がいるんだろうな!
まあ、結婚したら、それなりの社会的な責任も出てくるよね。
いま、ゲスの極み乙女の川谷絵音さんや、
ベッキーちゃんたちなんか、
不倫交際しているとか、マスコミや世間からいろいろ言われて、
すごい騒動で、ゲス乙女のイメージダウンにもなっているけど、
これが独身なら、何も問題ないんだからね。」
「まあ、詩織ちゃん、奈緒美ちゃん、おれも、竜さんも、わがままを言って、
困らせることもあるだろうけれど、
いつだって、男として、詩織ちゃん、奈緒美ちゃんの幸せを真剣に願っています!
これからも、よろしくお願いしますよ。あっはは」
信也が、そういって、笑った。
「うん、詩織ちゃん、奈緒美ちゃん、楽しくやっていきましょう!」と竜太郎も言った。
信也と竜太郎が、あらたまったような顔で背筋をを正して、そう言うものだから、
詩織も奈緒美も、「こちらこそ、よろしくお願いします!」と言って、明るく笑った。
≪つづく≫ ーーー 103章 おわり ーーー
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