補習授業のヒーローズ
祐斗とレイヴェルによる現状把握×悲しみを乗り越える強い気持ち
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範と言うのも驚いたが、前四大魔王の事も知っている。一誠君が消滅後、黒の駒は部長が持っているから閉じ籠っているのか。朱乃さんも心の均衡を失い、虚ろな表情でゲストルームのソファに座っている。
『二人共僕らが話し掛けても反応を示さなかったが、きっとアザゼル先生も同じ事を考えているんだろうな』
二人共僕が話し掛けても反応無かったけど、朱乃さんはまるで中にある駒を抱えていたように見えたけどアレは一体何だったんだろう?アーシアさんもゲストルームで泣いているけど、すぐ近くにイリナさんがいるからか悲しみを受け流そうとしているようだ。ゼノヴィアだけは天界に残っていると思うけど、一体何しに残ったのは分からないけどね。
「今、ゼノヴィアさんの事を考えていたようですけど大丈夫ですわ。天界の『システム』に影響を与えるであろうとも、天界に居られるよう一誠様が消滅前に色々と調整してくれたようですから。アザゼル先生や北欧神話の世界樹とも言われるユグドラシルの協力でも短期間でしか居る事は出来ませんが、『システム』を書き換えた事によって長期間居られるようにしたと報告書に書いてありました」
「それは一体何の報告書なのかな?・・・・なるほど、ここには黒神の報告書が載っているからか。一誠さんが消滅前に書き残した事のようだが、繊細で謎の多い天界の『システム』は創造神ならば書き換える事も可能と言う事か」
「各勢力の協力が得られるようになったとはいえ、普通なら不可能な事を一誠様がやってきた事です。ギャスパーさんも戻って来れた事ですし、あとはロスヴァイセさんが来てくれると助かるのですがね」
ここにいないはずのギャスパー君もいるのは、人間界本家にいたからであり自分の神器を見直していた時間があったからだ。ロスヴァイセさんについてはまだ連絡出来ずにいるけど、ここに黒神がいる限り何かしらのバックアップ体制でいるのは確かだ。
例え黒神の『王』でも、僕達の支えがあったのは一誠君だからなのかもしれない。だから小猫ちゃんやレイヴェルさんとイリナさんは、泣かずに何か出来る事を探した結果が今だと思いたい。
「我が家としては、レイヴェルがここに残ってくれてよかったと思っている。黒神眷属から連絡があれば君達も動けるだろう」
「お兄様、私も泣きたい所ですが一誠さんと約束しました。一誠さんに何かあったらグレモリー眷属という場所にいろと、悲しむ前に話し相手をしてくれと。それに私は黒神眷属ですが、今はグレモリー眷属の皆さんと行動しますわ」
「うむ、そう言ってくれると私も嬉しいよレイヴェル。では行くぞライザー、お前もフェニックス家の男子ならば業火の翼を冥界中に見せつけるのだ。これ以上、成り上がりとバカにされたくないだろう?」
「分かっていますよ、兄上。じゃあな木場祐斗。リアス
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