補習授業のヒーローズ
祐斗とレイヴェルによる現状把握×悲しみを乗り越える強い気持ち
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端正な顔立ちであり、ライザーのような不良青年の様子と真逆のきちんとした貴族服と言う出で立ちだった。物腰も柔らかく立っているだけで華があるが、ゲームでもトップテン内に入る御方でまだサーゼクス様が魔王やる前からの親友だと聞いている。
「リアスさんの『騎士』か。このような状態だが、レイヴェルは情報収集しているから君でいいか」
僕に近付いて来ると、懐から小瓶を眷属分取り出した。フェニックスの涙だ。
「これを君達に渡すついでにリアスさんの様子を見てきたのだよ。こんな非常時だけど、涙に関しては一誠君が大量に創ってくれたお陰で各迎撃部隊の元に出回っているが人数分用意出来たのも一誠君のお陰かな。有望な若手である君達だからこそ、こんなにも残してくれた私の盟友に感謝したいがもうすぐ愚弟と一緒にドウター退治に向かうとする」
フェニックス兄弟もドウター迎撃に出るのか、確かに不死身のフェニックスは前線の心強い戦力となるだろう。
「・・・・愚弟で悪かったな」
ライザーが兄の言葉に口を尖らせるが、フェニックス家は現代の上級悪魔にしては珍しい多い四兄弟だ。長男と三男はゲームに参加して、次男はメディア報道の幹部だと聞いている。僕はルヴァルさんから涙を受け取ったが、僕達も前線に行くんだと思ったよ。
あの時に大量発注したお陰で、涙は余るように遺してくれたからこれは遺産のように扱うと言われている。ルヴァルさんはライザーの頭部にチョップをしてから、微笑むようにして告げてくれた。
「リアスさんもリアスさんの『女王』も、一誠君の死=消滅で酷く落ち込んでいる。だが私は信じている、神である一誠君がそう簡単に死なないと私は思っている。だからレイヴェルもそこにいる黒歌さんとイリナさんも、本来ならヴァーリ君達と一緒にいるはずなのに何故ここにいると思う?グレモリー眷属の事を心配して来てくれた事だと私も思う。友であった君達でも冷静にいられるのは君ぐらいだろうが、見事だ」
「ありがとうございます。ですが本当に彼は生き返るのでしょうか?」
「聞いた所によると肉体は消滅したと聞いた、まるで三大勢力戦争後に起きた、対ドウター戦で魔力を使い果たし肉体は半透明になったと聞いた。消滅しても生き返った事がある、と言う事実が私達の記憶にある。今回も全く同じ事が起きた、普通なら人間は消えないで遺体として残るはずだ。だからなのだよ、彼はまた戻って来てこの危機的状況を打破してくれるはずだとね」
僕は三大勢力戦争後に起こった事は知らなかったが、ルヴァルさんが言っている事は恐らく事実何だろうね。それに部長と朱乃さんは特に仲が良かったし、朱乃さんは昔、一誠君のお陰で母親を失わずに済んだのだから。
部長は婚約の破談もしてくたが、一誠君には何度も助けてくれた。サーゼクス様の師
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