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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
補習授業のヒーローズ
祐斗とレイヴェルによる現状把握×悲しみを乗り越える強い気持ち
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ターも倒れるだろう』

と内心で信じ切っていたし、僕でもそう思った。皇帝ベリアルと眷属の力は疑いようのないモノで、万全の態勢の僕達グレモリー眷属でも勝てやしない。唯一勝てるとしたら黒神眷属しか倒せないだろうと言うが、今どこで何をしているまでは魔王らでも把握していないようだ。そしてこの混乱に乗じて各地で身を潜めていた旧魔王派と英雄派の残党らが、暴れ回っていると同時に一誠君を殺した輩達がね。

「冥界にて暴れている旧魔王派は『ナイトメア』を知らない者らであり、英雄派は黒神が居ない今がチャンスだと思っているのか混戦状態となっております」

「この混乱を利用して、冥界各地で上級悪魔眷属の主に反旗を翻したとの報告もある。無理矢理悪魔に転生させられた神器所有者が、これを機に今までの怨恨をぶつけているよね」

「アザゼルや一誠様曰く各地で禁手のバーゲンセール状態と言うでしょう。そちらに各勢力の戦士達が向かってますが、これ以上戦力を割く事は出来ない事だと思いますよ。まずはドウターを何とかしないといけませんし、都市部と重要拠点が機能を失えば敵対組織にとって侵略条件はないでしょ」

「旧魔王派と英雄派のクーデターとドウターゲートによるドウター進撃、そして死神達を寄越した冥府の神ハーデスとの繋がりもあったと言う事になるね。ドウターの迎撃に強大な力を持つ神仏や魔王様が赴く事が出来ないのも、今ここで死ぬ事になれば創造神黒鐵様の二の舞となってしまう」

ハーデスが何時死神の群れで進軍してきた場合、今後何が起こるか分からない。各勢力情勢について、様々な事柄を司る神仏と魔王は重要で大きな存在となっている。幸いな事は、各地域の民衆避難が警報と共に最優先で行われていたので死傷者は出ていない。

悪魔がこれ以上の打撃を受ければ、種の存続が本格的に危ぶまれると共にサーゼクス様が民衆の安全を後手に回す訳がない。旧魔王派が現政府に抱いた怨恨に関して『ナイトメア』にいる悪魔には無いが、ここにいる旧魔王派の残党にとって怨恨以上のがあると思うな。

「『ゼットン』と『ドウター』の迎撃に、魔王様方の眷属がついに出撃されるようだ」

「来ていたのですか、兄様」

先程まで会話していた者とは違ったので、顔を向けるとそこにはライザー・フェニックスがいた。テレビを見ながらレイヴェルさんと話していたので、他の者がいる事に関して気付かなかった。

「兄貴の付き添いでな、ついでにリアスの顔を見に来たらここにレイヴェルがいたのは驚きだ。俺は黒神眷属と一緒だと思ってたんだが、まさかここで情報収集をしていたとは思わなかったぜ。久し振りだな、木場祐斗」

「引き籠っている兄様よりも、私は黒神の命によりここにいるだけですよ。それに私は黒神眷属としての仕事をしているだけです」

一誠
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