逆転の発想
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ながらリオンにそう言う。
「それはお前に任せよう。ただし、傷をつけたら許さん」
「無理!!」
リオンの無理難題にシェリアはびっくりしながらそう言う。
「なんでリオン様はあんなに正確に攻撃できるの?」
「そりゃあ、氷の魔導士だからな」
ジュビアの疑問に冷静に説明するグレイ。するとグレイは両手を合わせて、リオンに氷の槍を飛ばしていく。
「アイスメイク・・・氷創槍兵!!」
「ごはっ!!」
後方に数歩下がるリオン。シェリアはグレイもリオン同様にあっさりと相手に攻撃をしたことに戸惑いを隠せない。
「ジュビア!!」
「は・・・はい!!」
グレイは自分の後ろにいる女性に声をかけると、リオンに視線を向けたまま抱き寄せる。
「俺から離れるなよ!!」
「は・・・はい!!/////」
グレイは視界が悪く、自分とリオンしかまともに見えるものがいないからそう言ったのだが、ジュビアにとってそれは愛の告白に等しいものだった。
「絶対離れません♪ダーリン♪」
「お前何言ってんだぁ!!」
「いかん!!早くジュビアの目を覚まさねば!!」
「目を覚ますのはリオンの方だよ・・・」
困惑を極めていく4人の関係。勘違いが激しく入り乱れる4人のタッグバトルが開始された。
シリルside
「どうなってるんだ?なんでさっきまで当たった攻撃が・・・」
攻撃だけじゃない。防御においてもそうだ。さっきまでは簡単に回避することができ、試合を有利に進めていたのに、この吹雪が吹き荒れてからレオンの思うがままに試合が進んでしまっている。どうなってるんだよこれ・・・
「お?やっと見つけた」
俺が飛ばされてきた方向からヒョコッと現れたのは金色の髪をした少年。少年は自分が吹き飛ばしてしまった俺を見つけてゆっくりと歩み寄ってくる。
「な・・・なんで・・・」
「ん?何が?」
首をかしげるレオン。俺は彼の方を向いて思ったことをそのままぶつける。
「なんでお前に魔法が当たらないんだよ!!」
俺の魔法が全く当たらない上にレオンの交わせていたはずの魔法がぶつかってしまう。一時はレオンの速度が上がっているのかとも思ったけどそんな感じはしない。目を使って見ている感じではレオンの動きは決して早くなっていない。じゃあなんでこんな展開になっているんだよ、と思い、本人に聞いてみた。答えを教えてくれるかはわからないけど。
「?なんでって・・・そんなの簡単じゃん」
むしろなぜわからないといった感じの表情のレオン。それがわからないからこっちは対処法がなくて困ってるんだよ!!
俺のそんな考えを知ってか知らずか、レオ
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