第17話いざ雪山へ!鍛冶屋をつれて鉱石を求め!
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ライリュウside
オレの愛剣、《ドラゴンスレイヤー》の修復のため、妹に勧められ訪れた第48層の街《リンダース》にある《リズベット武具店》。その店の店主、リズベットに剣を見てもらった結果、修復は不可能だと断定された。
だが《ドラゴンスレイヤー》を鉱石に戻して他の剣を強化することにして、彼女の両手剣の最高傑作を見ているのだがーーー
「軽ッ」
「「軽ッ」ってあんた・・・それウチの店の両手剣の中じゃ一番重くて攻撃力高いのよ?何でそんな軽々持ち上げてんのよ」
思ったより軽かった。リズベットはオレをバケモノを見るような目で見てくる。筋力パラメータを上げればある程度の重さも持ち上げられる。鍛冶屋も武器を作る上で重い金属やハンマーを持つ訳だからそこまで不思議でもないと思うんだけどな。
「攻撃力は申し分ないんだけど、もう少し重さが「バキッ」・・・・・・バキッ?」
今、手元から何かが折れたような音が聞こえたようなーーーゆっくり音の発信元に目を向けるとーーー確かに折れていた。リズベットの最高傑作の両手剣が。
「キャーーーーーーー!!」
それを見たリズベットはまるで某世界的名画のように頬を両手で抑え、悲鳴をあげた。
「お、おい・・・大丈b「あんた・・・」へ?」
オレがリズベットに声をかけたら突然オレの胸ぐらを掴みだした。第一声がーーー
「何てことしてくれてんのよあんた!あたしが作った剣が折れちゃったじゃない!」
「ギャーーーーーー!ゴメンナサーーーイ!力込めすぎました!」
怒鳴り声。それもとんでもない大声で。オレはただ全力で謝った。この人ーーー恐ェ!
「売り物の剣をへし折るとかどんな神経してんの!?しかも握り潰されたのなんて初めてよ!あんた達攻略組の男はみんなイカれてんの!?」
「ゴメンナサイ!マジでゴメンナサイ!オレ達は別にそこまでは・・・・・・「あんた達」?前例がいたの?」
オレはリズベットさんの発言に引っかかりそう質問した。それに対しリズベットさんは顔を抑えて呆れたようなため息を吐いた。
「キリトって知ってる?攻略組のソロプレイヤーなんだけど・・・」
「知ってる、知り尽くしてる」
「あいつもあたしの片手剣の最高傑作を「耐久力を試す」って言って自分の剣に叩きつけてへし折ってくれたわよ」
何やってんだあいつーーーいや、オレも他人事じゃねぇなコレ。第一オレもあいつと同じようなことしてんだからーーー
「はぁ〜・・・流石にこれ以上の物は・・・いや待って。そういえば《ドラゴンスレイヤー》のステータスはキリトの《エリュシデータ》とほぼ同じだったからブツブツ・・・」
「?」
何だ?なんか急にブツブ
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