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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第45話:大人の付き合い
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見入ってる。
「あ……ど、ども。その、友達って言うより、部下なんで……俺達」
「まぁ部下ですか?」
そして大人の挨拶が始まった。
とは言え、クンドーコーチ達のバイトの時間が迫っており、長々とした会話には発展しなさそう……なんだけど、コーチはリュリュ姫様と別れるのを嫌がり、トシーさん達を困らせている。
「トシーよ……未だ大丈夫じゃね?」
「大丈夫なわけねーだろ。遅刻すんぞ!」
どこで何のアルバイトかは知らないが、早く行った方が良いと思う。もう日も暮れてきたし……
「いやぁ……まだリュリュさんに、野球の何たるかを説明してないから……」
「その前に俺が“
仕事
(
アルバイト
)
の何たるか”を説明してやろうか、アンタに!?」
リュリュ姫から離れたがらないクンドーコーチに、トシーさんはキレ気味に対応する。
「きょ、今日ぐらい休んでも……」
「ダメっすよ隊長。今日は仕事終わりにプーサンと飲む約束っすよ。しかもプーサン宅で! 隊長が一番楽しみにしてたじゃねーですか」
何時までも駄々をこねるクンドーコーチに、ソウゴさんが予定を告げて諭す様に話す。
ってか『プーサン』って誰だろ?
クンドーコーチ等のバイト仲間かな?
その人ン
家
(
ち
)
で飲むのが、楽しみな事なのかな?
「ああ、そうだった!! 何時も自慢してくる奥さんを、始めて見る事が出来るんだった……」
「そうですよ隊長。バイトだけサボって飲み会だけ参加するなんてダメですよ」
相当プーサンの奥さんに会ってみたいらしく、サガールさんの言葉に頭を抱えるクンドーコーチ。
「あのぉ〜……お仕事なんですから行った方が良いですよ。それにお約束してるんでしたら、破っちゃダメですよぉ」
「そ、そうですよねリュリュさん! イサーク・クンドー、アルバイトに行って参ります!」
リュリュ姫に諭され、元気にバイトへ赴くクンドーコーチとトシーさん達。
大人って大変だなぁ……
あ、そういえば……クンドーコーチに相談したい事があったんだ!
あ〜あ……帰っちゃった。
仕方ない、帰ってアニキに相談しよう。
でも『忙しい』って怒るんだよなぁ……
まぁ無視すればいいか。
アローSIDE END
(グランバニア城下町)
サガールSIDE
愚図る隊長を何とか出勤させ、夜勤のスタジアム建設のバイトを終わらせると、バイト仲間のプーサンに誘われるまま彼のお宅へ伺う事に。
建物自体はグランバニアでは平均的な佇まい。
俺等はカタクール候に集められ、グランバニアの片田舎から上京してきたお上りさんだ。
城下町の事にはそれ程詳しくなく、田舎者感を丸出しにしてたところにプーサンが話しかけてくれて仲良くなった。
このプーサンは城下では有名な人らしく、各方
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