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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL5 レヴィとの対決
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突っ込んだ。

目の前にあるフォトンランサーだけを鞘で打ち消し、他のが全て無視。

「!?しまった!!」

フォトンランサーを抜けた時には既に遅かった。
恐らくだが、これはフェイトと言う人物の技。いくら使えたとしても本人程扱えるとは思えない。更にレヴィの性格上誘導弾はあまり好まないと思われる。

要するに慣れるいないのだ。

レヴィは慌てて逃げようとするが零治の方が先に仕掛けた。

「砕氷刃!!」

鞘から抜いた刀でバツの字に斬りかかる。普通のと違うのはその刀身に冷気が纏っている事だ。

「間に合え!!」

一方レヴィもただ攻撃を受けるわけが無かった。せめて致命傷にならないようにと決死の思いでバックステップしたのだ。

「つっ!?」

しかしそれが功を奏し、腹部と足、そしてなびいたマントに斬撃がかすった程度で済んだ。

「残念だったねレイ。いきなり新しい技が来てボクも驚いたけど、倒しきれなきゃ意味が無かったね」
「何を終わった気でいるんだ?本命はこっちだ」

そう言った零治は既に帯刀しており、今にも抜刀出来るような体勢をとっていた。

(葬刃!!)

既に何度も見ている技だ。レヴィのスピードならこの位置からでも避ける事は容易だ。

「無駄だよ!ボクには葬刃は………あれ?」

その時、レヴィは自分の違和感に気がついた。

「身体が重い!!何で!?あっ………」

そして目に入る自分の足と腹部。そこには氷が重りのようにくっついていた。

「マントも!?」
「これが砕氷刃の効果だ。かすった程度のおかげで気がつくのが遅れたなレヴィ。これで決めさせてもらう!!」

そう宣言して一気に駆ける。
砕氷刃の効果で動きを遅くできたものの、ああは言ったが、かすった程度なので効果も薄い。何時いつも通り動けてもおかしくないのだ。

「動け……!!」

レヴィは懸命に重い身体を動かし俺から距離を取ろうとしている。

『マスター、今!!』

焔の合図と同時に手を動かす。
正真正銘最後の一撃。現在ある魔力をほぼ費やし、放つ一撃であり、避けられた時点で俺の負けとなる。

(絶対に決める!!)

そう心に決め、刀を抜こうとした時だった。

(溶けてる!!)

恐れていた事態が起きてしまった。最後の最後で砕氷刃の氷の重りが溶けてしまったようだ。

(どうする……!!)

斬撃を放ったと同時にレヴィは動くだろう。レヴィのスピードなら攻撃を避けることも充分に考えられる。

(ええい、ままよ!!)

俺は体勢を自ら崩し、縦の斬撃を作り出した。
普段は横一線の斬撃。なら避けるとすれば上か下か。咄嗟でなら
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